企業向け翻訳サービスを提供する株式会社十印(本社:東京都港区、代表取締役社長:日下部 優、以下 十印)は、翻訳支援ツールと最新の機械翻訳を組み合わせたソリューション「T-tact(TOIN Translation Assist by Cloud Technology)」をリリースしました。
T-tactは、最新のニューラル機械翻訳エンジン(NMT)を使用し、機械翻訳の出力を編集する環境を備えたもので、編集後の訳文を翻訳メモリに登録して翻訳資産として再利用することができます。
編集環境と機械翻訳エンジンの種類により、「T-tact Memsource×NICT」と「T-tact Ohaco×Google NMT」の2種類があります。
「T-tact Memsource×NICT」は国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発したニューラル機械翻訳エンジンを、翻訳者や翻訳会社が普段使用している翻訳支援ツール(Memsource)から使用できるようにアレンジしたものです。これまでNICTの機械翻訳エンジンを商用目的で使用するには、個別にNICTとライセンス供与の契約を締結する必要がありました。「T-tact Memsource×NICT」は、NICTと利用者の方々が直接契約を締結することなく、簡単な手続でNICTの高性能機械翻訳エンジンをビジネスに利用できるようにしたものです。
従来の機械翻訳サービスの中には、翻訳対象の原文もしくは原文/訳文のペアの再利用に関するセキュリティ上の規定が不明確なものもありましたが、「T-tact」では翻訳対象文書がユーザーの合意なしに取得されることはなく、セキュリティ上の心配から解放されています。また、Memsourceを使用することにより、プロジェクトを作成して複数のユーザーで編集したり、過去の翻訳メモリを使用したり、1クリックで翻訳会社や翻訳者に発注するなど、翻訳支援ツールとしての機能を網羅しています。
お試し導入向けの「チーム・スタート」が月額8,000円(税別)、複数アカウントで使用する社内利用向けが28,000円(税別)~(すべてMemsourceの利用料込み)。
(参照: https://to-in.com/t-tact-memsource)
お客さまの使用状況に応じて最適なプランをご提案いたしますので、まずはご相談ください。( mkt@to-in.co.jp までご一報ください)
シンプルで直観的なインターフェイスで、WordやExcelなどのファイルを画面にドラッグするだけで、機械翻訳されたファイルの編集画面が開きます。訳文を編集して「フレーズ集」として登録すると、次回翻訳時にその結果が反映されます。また、社内メンバーに1クリックで社内や社外の翻訳者に翻訳やチェックの依頼が可能です。
機械翻訳には、Google社のニューラル機械翻訳(NMT)エンジンを使用。Google社が2016年11月に発表したNMTは、ディープラーニング技術を取り入れた最新式の機械翻訳エンジンで、難しいと言われてきた英語から日本語へ、日本語から英語への翻訳での飛躍的な品質向上を実現しています。
ファイルをドラッグするだけで編集画面が開きます。
訳文を編集し、保存することで次回の翻訳に反映されます。
利用するユーザー数により、5ユーザー使用できる月額12,000円(税別)の「スターター」から300ユーザーまで使用できる月額150,000円(税別)の「エクストラ・ラージ」までの5つのプランを設けています。(参照: https://to-in.com/t-tact-ohaco )
「T-tact Memsource×NICT」、「T-tact Ohaco×Google NMT」のいずれも正式お申し込み前に、30日の試用期間を設けていますので、実際の使い勝手をご確認の上でお申し込みいただくことができます。
まずはトライアルにお申し込みください。
また、随時説明会を行っておりますので、ご希望の方はご連絡ください。
<問い合わせ先>
メール : mkt@to-in.co.jp
電話番号: 03-6453-6285 T-tact担当まで
受付時間: 10:00~18:00(月~金:日本時間)
■国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)について
情報通信研究機構(NICT: National Institute of Information and Communications Technology)は、情報通信分野を専門とした公的研究機関で、情報通信技術(ICT)の研究開発を推進するとともに、情報通信事業の振興業務を実施しています。
NICTの開発した機械翻訳エンジンは、国内でも高い水準の翻訳品質を提供しています。
■Memsourceについて
フル機能を備えた使い易いクラウド型の翻訳プラットフォームを開発することを目的として、2010年、チェコ共和国のプラハにて、David Canekにより設立。クラウド型翻訳支援ツール「Memsource」を提供しています。