AI翻訳【導入事例】
JRCS株式会社様

   

コスト・精度・使い勝手のバランスが最適。
担当者も翻訳の上流から管理でき、更なるスキルアップ。

 
業  種海洋事業、イノベーション事業、ライフスタイル事業
課  題大量にある翻訳対象物を効率的に翻訳したい
導入効果いままで翻訳できなかった大量の英文資料も簡単に翻訳でき、翻訳にかかっていた時間を翻訳業務全体の管理に充てられ、ライティングの勉強などキャリアアップにもつながった。
些細なものでも気兼ねなく翻訳できるので、内容を理解して作業にあたるため会社全体のパフォーマンスも向上

どのような時代においても、「海上物流を絶対に止めない」というミッションを持ち、未来に向けて常にあたらしいイノベーションを目指すJRCS株式会社様。
外国人社員の増加に伴い、社内文書のグローバル対応が求められ、さまざまな翻訳が必要になっていました。

 

JRCS様イメージ 船舶の写真




経営本部 マルチリンガルサポートオフィスの岡元様と安川様にお話を伺いました。

   
経営本部
マルチリンガルサポートオフィス
会社全体の翻訳や通訳を担う部署。社内からの依頼に応じて翻訳を行う。
その他、会社全体の広報活動や、販促ツールの作成、社内のポータルサイトの管理とマルチに活躍する部署です。  
室長: 岡元 美穂様
岡元様
*JRCS様の公式マスコット「キクホ」と。
安川 奈那様
安川様



■社外向け翻訳だけではなく、外国人従業員増加によりリアルタイムでの社内情報の翻訳が増加

― どのような場面で翻訳が必要になりますか?

岡元様:もともと対応していたメールや取扱説明書、仕様書などの社外向け文書の翻訳だけではなく、会社のカルチャーを変えて行くという方針のため外国人エンジニアの採用を進めていた関係で、社内向け文書の翻訳も必要になってきました。
外国人エンジニアが十分にパフォーマンスを発揮できるように、社内にもリアルタイムで会社の情報を翻訳して発信していかなくてはなりませんでした。


その他、通訳や会社全体の広報を担当していて、作業負荷が増えてきていました。



■膨大な翻訳対象に人手での翻訳量に限界


― これまではどのように翻訳されていたのでしょうか。また課題はありましたか?


岡元様:翻訳は安川が担当しています。翻訳する必要のあるものが増加しているうえ、更に社内向けには時差なく情報を発信する必要がありましたし、仕様書や船舶の規約文書は膨大な量があるため、人手による翻訳に限界を感じていました。



■コスト・精度・使い勝手のよさのバランスでT-tact AN-ZIN®に決定


― T-tact AN-ZIN®に決定していただいた理由はなんですか?



岡元様:他のサービスも検討しました。それぞれいろいろな機能がありますが、AN-ZINに決めたポイントは、Google翻訳に似ているので初心者の社員もすぐに使用できる操作性の良さです。また、初心者にとっては逆翻訳機能 (*) を使用できるのは大きなポイントでした。

翻訳するものによっては他社製品の方が翻訳品質が良いこともありましたが、T-tact AN-ZIN®は「コスト・精度・使い勝手のよさ」のバランスが一番取れていると思いました。

*翻訳した結果を自動的に元の言語に翻訳しなおすことで、訳文が正しいかどうか確認できる機能。



― 導入に際して、決裁者にはどのように説明されましたか?


岡元様:各ツールを比較した企画書を作りました。費用対効果が非常に大きかったので、導入に障害はありませんでした。



― 機械翻訳を使ったことによる誤訳がよくニュースになっていますが、社内には否定的なご意見はありませんでしたか?


岡元様:人間がやらなくていいことはデジタル化し、価値ある仕事にシフトしていこうという会社の方針があったので、導入にあたり問題になるようなことはありませんでした。



■翻訳対象のドキュメントに優先順位をつけ、機械翻訳のスピードを生かしてリアルタイムで情報発信


― T-tact AN-ZIN®をどのように使われていますか?


岡元様:大きくわけて2つの使用方法があります。
1つは、マルチリンガルサポートオフィスでの翻訳に使用しています。それもポストエディット(機械翻訳をかけた後で編集をすること)と、機械翻訳をかけてそのまま使用するものに分かれます。どのドキュメントをどのように翻訳するかは、翻訳対象のドキュメントに優先順位をつけて判断し、機械翻訳のスピードを生かしてリアルタイムで情報を発信しています。


もう一つは、社内で50名程度の人たちがトラブル確認や、日々のメールや、技術資料の翻訳に使用しています。ドキュメントの内容によってはその人たちからもマルチリンガルサポートオフィスに翻訳依頼があることもあります。



■今まで翻訳しなかったものも翻訳することができ、翻訳量は増えたものの作業負荷は下がっている。気軽に翻訳できるので理解して作業できるため、社内のパフォーマンスも向上


― T-tact AN-ZIN®を導入して業務に変化はありましたか?翻訳量は減ったでしょうか?


岡元様:T-tact AN-ZIN®の導入によりマルチリンガルサポートオフィスへの翻訳依頼はかえって増えたように思います。今まで翻訳したくてもしないでいたようなちょっとしたものでも依頼できるようになったからです。

翻訳量は増えましたが、作業負荷は下がっています。T-tact AN-ZIN®は良いパートナーです。ある意味、会社の中で最も働いている社員かもしれません(笑)


安川様:海外からのボリュームのある仕様書も、おおまかな意味をつかみながらプロジェクトを進めることができるので、社内のパフォーマンスは上がっているという印象です。


岡元様:社内例えば、船の規約などは何千ページもあり、人手では翻訳することが難しかったのですが、T-tact AN-ZIN®なら簡単に翻訳出来ます。内容もざっくりわかれば問題ないので、いままで翻訳できなかった部分も簡単に翻訳できるので助かっています。



■翻訳担当者様のキャリアアップにもつながる


岡元様:翻訳を担当している安川が、T-tact AN-ZIN®を使うことで修正だけで済む翻訳が多いので、翻訳に追われなくなり、プレエディットやライティングなど、自分のスキルアップに時間を使えるようになりました。ただ翻訳しているだけではなく、自分のキャリアアップを目指して教育に時間を掛けられるようになったことがすごく嬉しいです。

また、その学んだ知識を生かして社内に情報発信していくことで、自分のモチベーションにもつながり、ただの翻訳者ではなく、自社の環境を変えていかれる人材になることを目指して教育に時間を掛けられるようになりました。


一方、私たちの部署は会社の広報も担当していますが、翻訳の負荷が減ったので広報に時間を掛けられるようになりました。今後は社外のプロモーションなどに注力していきたいと思っています。



■社内で効果的に使用できるように情報発信を1年間続けた


― マルチリンガルサポートオフィス以外でも効果的に使用していただいているようですが、社内にはどのように説明されましたか?



岡元様:安川が、機械翻訳を導入することで得られる効果を、1年間社内向けのメールマガジンで情報を発信しました。1週間に一度プレエディットのコツや使い方の動画を作成して公開していきました。導入当初は、プラスのイメージを持ってもらうため、情報発信を続けました。

プレエディットのコツはとても反響があり、自分たちの使っている言葉が、主語や説明が不足しているやさしい日本語でないことを理解してもらうことができました。


安川様:効率よく機械翻訳を使うには、原文の日本語が重要ですが、AIというものは何でも理解してくれると思っている人も多いです。自分が難しい日本語を使っているという意識がない人も多く、それを理解してもらうためにも情報発信が必要でした。



■十印のサポートの厚さにも満足


― 使ってみての使用感はいかがでしょうか?


安川様:OCR機能のあるPDFもよく活用しています。また用語登録ができるので、用語の統一もしやすいです。逆翻訳ができるとことも社内のユーザーにとっても、初心者にとても安心できます。
今後ですが、船の上でオフラインでも使用出来たら一層よいなと思っています。


岡元様:改善希望を伝えると迅速に対応してくれるので、ユーザーに寄り添ってくれている安心感を持つことができます。サポートの厚さに満足しています。



翻訳業務を効率化することにより会社のパフォーマンスを上げるだけではなく、ご担当者様のスキルアップにつながったJRCS様、翻訳DX化を成功させた陰には、1年間社内に情報発信を行ったという努力があってこそでした。

十印では効果的なプレエディットのコツ、使い方説明会など、翻訳会社ならではの機械翻訳セミナーも随時開催しています。

58年の信頼と実績のある十印では、導入前はもちろん導入後のサポートに力を入れています。お気軽にご相談ください。

 

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T-tact AN-ZINのデモやご質問にお答えするオンラインセミナーも毎日行っています。申込はこちらから。

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