動画翻訳で海外マーケティングを成功させるには?
近年、マーケティング活動に動画を利用する企業が増えています。国内市場が飽和状態になりつつある昨今、グローバルな市場に活路を見出す企業も少なくありません。しかし、日本では好調であったインターネット・SNSを通じた動画などのマーケティング手法でも、必ずしも海外マーケティングにおいて成功するとは限りません。このことから、お困りのご担当者さまも多いのではないでしょうか。
本記事では、海外マーケティングの概要や、動画翻訳で海外マーケティングを成功させる方法について解説していきます。ぜひ、最後までご覧ください。
海外マーケティングとは?よく使われる手法をご紹介
海外マーケティングとは、国外の企業や個人にサービスや商品を売り込むマーケティング手法です。
海外マーケティングとしてよく使われる手法は次の3つです。
・Webマーケティング
・SNSマーケティング
・動画マーケティング
一つずつ見ていきましょう。
Webマーケティングは、SEO対策で検索エンジンの上位に表示されるようにし、キーワード検索をするユーザーの目に留まりやすくすることで、Webサイトへと誘導します。
次に、SNSマーケティングとはFacebookやInstagramなどのソーシャルメディアを活用し、商品やサービスを紹介する手法です。
3つ目の動画マーケティングは、情報量の多い動画を利用することにより、商品やサービスの魅力をアピールします。
国内のみならず海外にも活路を見出せば、ターゲット顧客を増やせる可能性が高くなります。しかし、海外へビジネスを拡大するためには、国内とは異なる施策が必要であることを知っておく必要があります。
海外マーケティングは国内と同じ施策ではいけないのか?
海外マーケティングにおいて、思うような結果が出ない一番の原因は市場の違いです。言語をはじめ、文化や習慣、嗜好、宗教、社会構造など、海外と国内都ではすべてが異なります。前述のさまざまな要因から、日本国内のターゲット顧客が求める内容を単純に翻訳していても、海外では全く通用しないケースがあるのです。結果として、日本で大成功した商品やサービスであるにもかかわらず、海外では全く売れないという事態が起きてしまいます。
海外でマーケティングがうまくいかない原因には、主に次の3つが考えられます。
1.商品またはサービスが現地の顧客にマッチしていない
2.マーケティング手法が対象地域やターゲット顧客層と合っていない
3.翻訳が適切ではないためメッセージが届いていない
このように、海外マーケティングがうまくいかない原因は、商品やサービスの不適合とは限らないのです。現地に適したマーケティング手法ではない、あるいは翻訳が適切でないという可能性があります。
海外向けの動画マーケティングはプラットフォーム選びから
動画を利用したマーケティングとは、YouTubeなどの動画配信プラットフォームを利用する手法です。近年では、TikTokなどのSNSを使って動画を拡散させる方法もよく利用されています。
動画はテキストや静止画と比べると、情報量が多いのみならず、体験談などから疑似体験できる点がメリットといえます。そのため、商品やサービスの認知度を高めてブランディングを行い、対象ターゲットが購入するように訴求するには最適な方法です。
動画を利用したマーケティングを行うには、現地でどのような媒体やプラットフォームが利用されているかを把握し、ターゲット顧客層の多くが利用する媒体に合わせたプラットフォームの選択が大切です。
海外マーケティングを成功させるには?翻訳と最適化
海外マーケティングでは、ターゲット地域の社会的・文化的背景を理解し、ターゲット顧客層の求めるニーズに合わせて最適化することが重要です。そのためには、翻訳手法が決め手となります。近年では、動画翻訳を無料でできるツールもあるため、あまり重要ではないと思われるかもしれません。しかし実際には、翻訳次第で商品やサービス、ブランドの価値は大きく変わってきます。
高品質な翻訳は、ターゲット地域のネイティブにとって自然かつ魅力的な表現でなければなりません。また、現地の文化や習慣、嗜好に合わせて最適化することで、より訴求力を高めることができるのです。
十印の動画翻訳
十印では、お客さまの利用目的や希望に合わせて、最適な動画の翻訳・作成をご提案します。映像のスクリプト翻訳から字幕・テロップ入れ、ナレーターによる吹き替え、最終ファイルの作成、動画編集まで、映像翻訳全般にわたる柔軟なサービスが十印の特徴です。
また、ご予算に合わせて低コストの機械音声による吹き替えがお選びいただけるなど、すべてのお客さまにご満足いただけるサービスを提供しています。吹き替え後の動画編集といった映像翻訳だけでなく、動画の企画・撮影・編集など、翻訳の枠を越えたオーダーメイドの動画作成に関するご相談も承ります。
さらに、目的や対象地域などターゲット顧客に合わせた自然な表現のテロップをはじめ、資料・現地に合わせた映像の差し替えなどの一部修正、研修や学習のeラーニングに使われる映像・音声のコンテンツのローカライズ、コンテンツのBGMや専門性の高いCGの作成など、海外マーケティングでは欠かせない動画作成や編集に対応可能です。
十印の動画サービスの詳細に関しては、どうぞお気軽にお問い合わせください。動画翻訳や動画の多言語翻訳サービスなど、訴求力を高めるサポートをいたします。
まとめ
十印では、半世紀にわたる翻訳に関するノウハウをもとに、製品の特徴やサービスをはじめ、地域・ブランドのイメージを現地の顧客に届ける翻訳を行っています。他にも、地域やブランドのストーリーを伝えるために字幕翻訳、吹き替え、動画編集・映像作成など、動画に関するすべての作業において、時代の流れに乗った翻訳で訴求の成功をサポートいたします。
十印は、ターゲット顧客に理解されやすく共感へとつなげるよう、映像翻訳や対象言語・地域へのローカライズにより、動画再生回数の上昇とグローバルな訴求へと導きます。
海外向けの動画マーケティングをお考えならば、ぜひ十印までご相談ください。
▶著者紹介
株式会社十印 マーケティング部
石川弘美
1990年に株式会社十印に入社し、マニュアル制作に従事。日本語原稿の書き起こしから、多言語マニュアル制作のディレクションまで、幅広い業務を担当。
2002年より、ローカリゼーション・プロジェクトのマネジメントを中心業務とし、同社の数々の大型プロジェクトの進行管理を担当。2009年よりはマーケティング部にて宣伝広報活動とともにマーケティング活動を行う。2018年より一般社団法人日本翻訳連盟理事、アジア太平洋機械翻訳協会理事。