2023.04.05

動画翻訳のセキュリティ対策は?安全な動画翻訳のために

インターネットの普及とともに、翻訳ツールを利用する機会も増えています。文書・音声・動画翻訳など、さまざまな翻訳ツールが利用できるようになると同時に、セキュリティ対策の重要性が増しています。

5G時代に入り、手軽に動画が閲覧できる環境が整備されるにつれて、動画の閲覧率も大きく伸びました。今や、動画によるマーケティング手法の選択は珍しくありません。ビジネスのグローバリゼーションで、海外の情報を動画で伝える機会も多くなり、動画翻訳の需要も高まっています。しかし、動画翻訳の方法次第では、安全性が保障されない場合もあります。

今回は、大切な動画を安全に翻訳するにはどうすればよいのか、動画翻訳のセキュリティ対策について見ていきましょう。

動画翻訳の種類

ビジネスのグローバル化とともに動画翻訳の機会は増え、数多い選択肢の中からどのような方法を選ぶべきなのか、戸惑うかもしれません。動画翻訳は、YouTube Studioや、Google翻訳、VEED.io、Chromeの翻訳機能など、さまざまなソフトやアプリが出ており、近年ますます身近な存在となっています。動画翻訳のソフトやアプリは多くの種類が存在しており、有料・無料の違いだけでなく、翻訳精度や使い勝手もさまざまなため、目的に合わせた選択が可能です。

また、ソフトやアプリ以外では、翻訳会社への依頼が考えられます。高品質な翻訳とセキュリティリスクのない翻訳会社の利用は、アプリやソフト選びの手間もかからず安心感があるのがメリットです。

動画翻訳でセキュリティリスクとは?

近年の機械翻訳ツールは目覚ましく発展しており、簡単に入手できるソフトやアプリの利用で、誰でも簡単に動画翻訳ができるようになりました。便利なツールですが、セキュリティリスクの可能性も忘れてはなりません。セキュリティリスクには、情報漏洩、ウィルス感染などが考えられます。そのため、出所のはっきりしたサービスを使うことが大切です。サーバーにデータが自動的に保存されると、データをどのように利用されるのかが分からないだけでなく、大切な情報が公開されてしまう可能性もあります。利用規約をしっかりと読み、サーバーへのデータ保存の有無、二次利用の内容確認を怠らないようにしましょう。

無料で利用できるというメリットと、100%安全ではないというデメリットを考慮し、不安があれば業務上使わないなどの対策で、大切な情報資産を守りましょう。

動画翻訳でのセキュリティリスクを減らすには?

動画翻訳でセキュリティリスクを減らすには、次のような手法が考えられます。

・オンラインの自動翻訳ツールを利用する場合は利用規約・情報公開範囲を確認する
・NDA(機密保持契約)が結べるサービスを選択する
ISO27001(ISMS)認証のある翻訳会社の動画翻訳サービスを利用する

オンライン自動翻訳の利用規約・公開範囲の確認

インターネット上でオンラインの自動翻訳ツールを利用する場合、必ず事前に利用規約に目を通し、安全性に問題があれば使わないというルールを定めると安心です。また、入力データの二次利用の有無、チェックボックスがデフォルトで「データを保存する」になっていないかなどを確認し、機密データが第三者の目に晒されないようにしましょう。

NDA(機密保持契約)が結べるサービスの選択

機密保持契約は、NDA (Non-Disclosure Agreement)とも呼ばれます。 自社が保有する機密情報を他社に開示することが有益であるとき、相手方にこの情報の機密保持を義務付ける契約です。動画内容の機密保持を確実にしたいのであれば、NDA(機密保持契約)が結べるサービスを選ぶと安心です。

ISO27001(ISMS)認証のある翻訳会社を選ぶ

ISO27001(ISMS)認証は、組織内で国際規格に沿った情報セキュリティの仕組みが確立されており、安全な情報管理を維持・改善しているという証明です。そのため、ISO27001(ISMS)認証がある企業は、適切にセキュリティ対策に取り組んでいると言えます。

情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格の1つであるISO27001(ISMS)認証のある翻訳会社を選ぶと、機密性の高い情報やデータの管理も安心して任せられる指標になります。

参照:https://isms.jp/doc/JIP-ISMS120-62.pdf

十印のISO27001(ISMS)認証と取り組み

十印では、取り扱う情報資産を、あらゆる脅威から保護するための厳格なルールを設けています。そのため、2022年1月にはISO27001(ISMS)認証を、機械翻訳サービスと翻訳・ローカリゼーションの分野において取得しました。

お客様・パートナーの皆様からお預かりする大切な情報資産を、万全のセキュリティ管理体制で翻訳・管理し、全社員一丸となって、情報が外部へ漏洩しないための取り組みをしています。
ISO27001(ISMS)認証取得により、今後も情報セキュリティマネジメントの継続的な運用・改善・向上に努め、安全でより使いやすいサービスの提供をお約束します。

まとめ

映像翻訳が一般にも広がり玉石混交となった今、ISO27001(ISMS)認証は、取得企業で安全に情報資産を取り扱い、適切なセキュリティ管理が行われている指針となります。

精度の高い映像翻訳、安心・安全な翻訳サービスをご検討なら、高い翻訳技術と万全なセキュリティマネジメントシステムを提供する十印に、ぜひご相談ください。

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