2025.01.09

AI翻訳でグローバルなビジネス戦略を

近年、グローバル化の波はビジネスにも訪れており、いまや翻訳はビジネスシーンで欠かせない作業となっています。しかし、急速なグローバル化で翻訳量が膨大となり、翻訳業務が追い付かないケースも増えています。ビジネスの拡大を考えると、効果的な翻訳によるビジネス戦略は欠かせません。

本記事では、AI翻訳ツールを適切に選び、グローバルなビジネス戦略を成功させる方法について解説していきます。

グローバルなビジネス戦略で欠かせない翻訳

グローバルなビジネスにおいて、翻訳は欠かせない戦略の一つです。何語に翻訳するのかはその主たる問題で、地域によって複数言語が使われている場合は、複数の言語に翻訳するのか、1言語に絞るのか選択する必要もあります。

また、同じ地域でも社会階層によって使用言語が異なるケースもあり、その場合はターゲット顧客層に合わせた言語の選択が欠かせません。

このように、翻訳をはじめる前には適切な翻訳言語を選択しましょう。また、適切に翻訳するためには、迅速かつ正確な翻訳が求められます。

ビジネスのグローバル化で欠かせない翻訳

ビジネスのグローバル化において翻訳を活用する場合に問題となるのは、いかに翻訳作業を効率的に行うかです。たとえ翻訳担当者がいたとしても、グローバル化と共に翻訳量が爆発的に増えると対応しきれない可能性があります。専門用語が多い分野では、なかなか適切な翻訳を行える人材の確保は難しく、予算の面から見ても翻訳者を増やすという選択肢が難しいこともあるでしょう。

また、それまでは翻訳言語が英語のみだったのが、グローバル化を目指して多言語化を行う場合には、新たな人員を採用するか、翻訳会社などのサービスに依頼するより方法がありません。少なくとも以前は、他に選択肢がありませんでした。

AI翻訳ツールによる翻訳のメリット

近年、大量の翻訳業務をAI翻訳ツールで行う機会が増えています。AI翻訳ツールには、そのスピードと効率性から、迅速な翻訳業務が行われるのみならず、多言語化も簡単に行えるというメリットがあります。

AI翻訳ツールを利用すれば、社内翻訳者の負担軽減が図れるだけでなく、量が膨大でのためこれまで翻訳しきれていなかった文書も翻訳が可能になります。結果としてコミュニケーションの幅が広がり、より広い地域で訴求が可能になるなど、ビジネスにメリットをもたらしてくれるでしょう。

また、専門用語・分野独自の言い回しにも対応した特化エンジンを利用すれば、これまで機械翻訳ではできないとされていた専門分野の翻訳も可能になります。

このように、AI翻訳ツールの利用には多くのメリットがあり、グローバルなビジネス戦略として欠かせなくなっています。

AI翻訳ツールの特徴と注意点

大量の翻訳業務を瞬時に翻訳できるAI翻訳ツールですが、利用にあたっては注意するべき点もあります。AI翻訳ツールは、文脈やニュアンスを把握することが苦手なことから、利用目的によっては苦手分野があるのです。

AI翻訳ツールでは、状況に応じた判断が得意ではなく、文脈に合った表現が選択できるとは限りません。また、文学的な表現やクリエイティブな表現が苦手な傾向もあります。

そのため、AI翻訳ツールの特徴を知った上で翻訳する文書を選び、必要であればポストエディットといった手法を上手に活用すれば、最大限にAI翻訳ツールのメリットを生かせるでしょう。

グローバルなビジネス戦略では適切なAI翻訳ツール選びを

AI翻訳ツールによる業務効率の向上と多言語化によるビジネス戦略の見直しにおいては、適切なAI翻訳ツール選びが欠かせません。

AI翻訳ツールには、無料のウェブ翻訳ツールから翻訳会社が提供している有料のものまで、幅広い選択肢があります。

翻訳会社の提供するAI翻訳ツールであれば、専門分野に対応した特化エンジンを利用できる場合もあります。そのため、専門分野の翻訳が必要な場合は、特化エンジンを利用した翻訳ツールを選択すると良いでしょう。

翻訳精度に関しても、改まった表現が得意なものや、あるいは砕けた表現が得意なものなど、AI翻訳ツールによって異なります。AI翻訳ツールを選択する際は、使用目的に合わせたツール選びが大切です。

十印のAI機械翻訳「T-tact AN-ZIN®」

十印の「T-tact AN-ZIN®」は、ボリュームのある文書でも素早く翻訳できるAI翻訳ツールです。国家プロジェクトで作成したTOEIC960点相当の精度の高いAI翻訳エンジンで、高品質な翻訳が可能となりました。

セキュリティ面においても、暗号化通信やIPアドレス制限機能により情報漏洩のリスクがないため、安心してご利用いただけます。

「T-tact AN-ZIN®」は、PDFファイルをはじめ、WordやExcelといったマイクロソフト社のオフィス製品上であっても、直接翻訳できるプラグイン機能でスピーディーに翻訳ができるため、翻訳業務の効率化に最適です。

安全で精度の高いAI翻訳ツールの導入をご検討なら、十印までお気軽にお問合せください。計画から効率的な運用方法まで、丁寧にサポートいたします。

まとめ

十印では、半世紀に渡る翻訳に関するノウハウをもとに、さまざまなビジネスシーンで翻訳を行っています。翻訳スピードが重要な昨今、十印のAI翻訳「T-tact AN-ZIN®」は、グローバルな舞台でいち早く情報提供をするお手伝いをします。

また、十印ではAI翻訳サービス以外にも、シーン別にご希望の翻訳のレベルに合わせて、ローカリゼーションやトランスクリエーションにも対応しております。

現地向けに、知見や翻訳、ライティングを最適化することも可能です。
グローバルなマーケットにおいて、顧客の求める情報を安全かつ的確に伝える翻訳をお考えならば、ぜひ十印までご相談ください。

十印のAI翻訳サービスT-tact AN-ZIN®についてはこちら

▶著者紹介

株式会社十印 マーケティング部
石川弘美

1990年に株式会社十印に入社し、マニュアル制作に従事。日本語原稿の書き起こしから、多言語マニュアル制作のディレクションまで、幅広い業務を担当。
2002年より、ローカリゼーション・プロジェクトのマネジメントを中心業務とし、同社の数々の大型プロジェクトの進行管理を担当。2009年よりはマーケティング部にて宣伝広報活動とともにマーケティング活動を行う。2018年より一般社団法人日本翻訳連盟理事、アジア太平洋機械翻訳協会理事。

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