自動動画翻訳ツールは万能か?効率的な翻訳のコツ

近年自動翻訳ツールが発達し、動画コンテンツを自動で翻訳する機会も多くなっています。無料で利用できるツールもあるため、動画翻訳ツールを活用すれば誰もが手軽に動画翻訳ができるようになりました。しかし、無料で利用できる動画翻訳ツールは、精度が低い傾向にあり、不自然な翻訳や誤訳となることも多いものです。
本稿では、自動動画翻訳ツールを上手に取り入れ、かつ翻訳精度を高める方法について解説していきます。
自動動画翻訳ツールとは?
自動動画翻訳ツールは、利用者が翻訳を希望する動画の音声や字幕を、インターネット上で別の言語に自動的に翻訳するツールです。
自動的に動画上の音声から字幕を生成し、字幕翻訳をするには、次の3つのステップがあります。
・音声認識:動画内の音声をテキストデータに変換します。
・自動翻訳:音声からテキスト変換された文章を自動翻訳で別の言語に翻訳していきます。
・字幕生成:翻訳された文章が動画の字幕として表示されます。
この3つの工程は手作業で行うのではなく、選択した翻訳言語の字幕が自動で生成されます。
自動動画翻訳ツールのメリット
自動動画翻訳ツールは別のソフトやアプリを使う必要がなく、動画が自動的に翻訳したい言語に変換されるところが大きなメリットです。
音声認識技術の発展により、現在の音声認識システムであれば、地域差による方言や発音の差異、話者による話し方の違いや話すスピードの違い、背景ノイズがある状況でも、テキストへと変換できるようになりました。
近年では、専門用語への対応も可能になり、学術的なセミナーから会話文まで、幅広い翻訳が可能になっています。
さらに、人力と比べて圧倒的に翻訳スピードが速く、動画翻訳を短時間で対応できます。
また、多言語化に対応しているため、対応言語を扱う翻訳会社を探す手間も省けます。
自動動画翻訳ツールのデメリット
年々進化している自動動画翻訳ツールですが、現時点ではまだ完璧なわけではありません。自動動画翻訳ツールでの翻訳は、特定地域でしか使われない表現の誤訳が起こりやすかったり、文化的背景を考慮できないなど、機械翻訳特有の問題があります。ぎこちない表現や、不自然な言い回しが見られることもあります。そのため、言語によっては、翻訳精度が低くなるだけでなく、内容理解に支障をきたす可能性もあるのがデメリットです。
また、複数の人物が話すシーンなどでは、必要な部分だけを抜き出すなどの作業は苦手であるという特性のせいで、意味の通らない翻訳となるリスクもあります。
自動動画翻訳ツールを上手に使うには?
便利な自動動画翻訳ツールですが、まだまだ気を付けなければならない点もあります。しかし、自動動画翻訳ツールを使った動画翻訳が増えている今だからこそ、便利なツールを上手に取り入れて翻訳作業の効率化をしていく方法もあります。
自動動画翻訳ツールの最大のメリットは、何と言ってもそのスピードです。そのため、文字起こしから翻訳までは自動動画翻訳ツールを使ってスピーディーに翻訳するのがよいでしょう。ただし、翻訳内容が正確かどうかを人力で確認する、ポストエディットという工程は欠かせません。
そして、文脈に合わせたり、文化的背景を考慮したりするなど機械が苦手なところは、人が手を加えていくのです。
自動動画翻訳ツールと人力と、どちらかを選ぶのではなく、自動翻訳ツールとポストエディットの組み合わせで、効率的に翻訳をして、翻訳作業効率を高めましょう。
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まとめ
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▶著者紹介
株式会社十印 マーケティング部
石川弘美
1990年に株式会社十印に入社し、マニュアル制作に従事。日本語原稿の書き起こしから、多言語マニュアル制作のディレクションまで、幅広い業務を担当。
2002年より、ローカリゼーション・プロジェクトのマネジメントを中心業務とし、同社の数々の大型プロジェクトの進行管理を担当。2009年よりはマーケティング部にて宣伝広報活動とともにマーケティング活動を行う。2018年より一般社団法人日本翻訳連盟理事、アジア太平洋機械翻訳協会理事。


