2019.12.02

「ローカリゼーション」とは? 翻訳との違いを解説!

グローバル化によって、翻訳の需要が増えてきました。しかし、原文の内容によっては、ただ翻訳するだけでは足りず、「ローカリゼーション」を行ったほうがいい場合があります。

混同されがちですが、ローカリゼーションと翻訳はイコールではありません。翻訳とはローカリゼーションの中の一工程にすぎません。

この記事では、ローカリゼーションとは何かを解説し、翻訳との違いを明確にしていきます。

ローカリゼーションとは?

「ローカリゼーション」とは、ターゲット言語を話す現地の人たちの文化や習慣を、文章の内容に反映することです。

文化的背景を考慮し、ターゲット言語に即した地方化・現地化した文書にすることで、現地の人たちへより浸透しやすくすることをいいます。

ローカリゼーションはさまざまな分野で用いられており、例えば、ウェブサイトやソフトウェア、アプリ、マニュアルなどが挙げられます。文書の意図は変わらなくても、ターゲットとする国の人たちにとってどうすれば一番わかりやすいのかを考えて書き方を調整することで、文章の効果を最大限に引き出す、これがローカリゼーションなのです。

翻訳とローカリゼーションの違いとは?

翻訳とローカリゼーションは「原文を他言語に変換する」という点で混同されがちなのですが、求められる要素が異なります。

翻訳は、原文に記載されている内容を正確に他言語に置き換えることです。多少読みやすさを考慮して意訳するにしても、基本的に原文内容から逸れることはありません。

それに対して、ローカリゼーションは現地の文化や背景を考慮するため、例に挙げるものを国によって変えたり、文章の流れを変えたりします。

例えば、「彼は坂本龍馬のような偉大な人物になりたいと思っている」という原文をGoogleの英語翻訳にかけますと、「He wants to be a great person like Ryoma Sakamoto.」となります。翻訳という観点で考えれば、もちろん正しい英訳です。

ただし、日本に詳しくない英語圏の人が読んだ場合、「坂本龍馬」という名前がピンとこないでしょう。ローカリゼーションの観点では、例えばアメリカに向けて発信する文章であれば「He wants to be a great person like George Washington.」など、例に挙げる人名などを変えたりするのです。

このように、現地の人の知識や文化的背景に寄り添った文章を作成することは、製品やサービスをターゲット国に浸透させるためには重要なファクターなのです。

ローカリゼーションを効果的に行うには?

ターゲットとする国の文化背景に寄り添った、自然な流れの文章を作成することはローカリゼーションの大事な一歩ですが、そこからさらにターゲット層を絞っていくことも重要です。

例えば、文書を読む人の性別や年代、興味のあることなど。対象製品・サービスがどのような層を狙っているのかに応じて、記載する内容も調整する必要があるからです。年代や志向が違えば、彼らにとって「刺さる」内容は当然変わってくるでしょう。

また、Webサイトの場合は、SEO対策を講じることも重要です。国ごとに効果的なキーワードは異なります。キーワードを的確に使うことで、Webサイトのアクセス数も大きく伸びるはずです。

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ローカリゼーションは直訳すると「地方化・現地化する」という意味です。文章はそれぞれの現地に浸透するように作成する必要があります。翻訳はローカリゼーションの中の一部でしかありません。原文を正しく翻訳しても、現地の人にとってはピンとこない内容になることはよくあるものです。

製品やサービスをそれぞれの国に浸透させるためには、文章を正確に翻訳したあとにターゲット国に効果的な内容に調整していかなければなりません。言語の知識だけではなく、現地の文化的背景などを知っていることが重要です。

株式会社十印は、お客様のビジネス内容や目的を十分にヒアリングした上でローカリゼーションを行います。質の高いプロフェッショナルなリンギストが多数在籍しているため、大量の案件でも品質を損なうことなく対応することが可能です。

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