2025.06.11

トランスクリエーションでエンタメの世界観を伝える

エンタメの世界にも、グローバル化の波は押し寄せています。グローバルに活動を広げていくうえで欠かせないのは、言葉の壁です。同時に、言語以外にも文化・習慣の違いからくる壁もあります。また、エンタメはコンテンツ以外にも翻訳機会が多いことは忘れられがちです。

本稿では、エンタメの世界観を伝えるために、コンテンツをはじめとした様々なシーンでの翻訳に最適なトランスクリエーションについて解説していきます。

エンタメの世界観を翻訳で伝える難しさ

エンタメの世界観を翻訳で伝えるのは、簡単ではありません。例えば、ドラマでもジャンルが異なり、対象ターゲットが異なればメッセージ性も異なります。

統一されたブランドでも、群戦略でも、コンテンツを通じて伝えたいメッセージがあり、それぞれの作品にそれぞれの世界観があることは変わりません。

言葉が通じない、文化背景が異なるパブリックに世界観を伝え、魅力的に見せるには、発信方法やカルチャーの差別化がカギです。同時に、翻訳にひと工夫して、説明的ではなく、直感的に伝わるメッセージへと変えていく必要があります。

エンタメの世界観はコンテンツだけなのか?

エンタメコンテンツの世界観は、コンテンツ内だけで完結するものではありません。例えば、日本では長い間、マンガからアニメへという流れがあり、さらに映画化されたり、関連グッズとして商品化されたりしてきました。近年では、エンタメも多様化し、ライブやコンサート、ファンミーティング、グッズ販売、飲食店やコンビニとのコラボなど、他チャンネルとの組み合わせによる、複合的な楽しみ方が多くなっています。アイドルや俳優、キャラクター、VTuberなどの推し活を楽しむ層も増え、イベントの多様化も見受けられます。

ライブやコンサート会場、イベント宣伝においても、世界観を大切にした演出は欠かせません。それぞれのカルチャーに合わせたコンセプトを大切にし、魅力的な体験をしてもらうために、知りたい情報の発信・拡散も重要です。

このように、エンタメ翻訳というのはコンテンツに限定されるのではなく、エンタメの世界観を伝えるすべての機会においての翻訳なのです。

エンタメの世界観を伝える翻訳とは?

エンタメ翻訳がコンテンツ以外でも重要なことは理解できても、一般的な翻訳で何が伝えきれないのかわからない、どのような翻訳が必要なのかがわからないと思われるかもしれません。

エンタメの世界観を伝えるには、次の点に気を付ける必要があります。世界観が伝わりファン層に合った翻訳、ターゲット地域言語による自然な表現、文化・習慣が異なっても違和感やストレスなく受け入れられる表現、時代の流れに合った表現、説明的でない表現などです。

高品質な翻訳であれば、翻訳を通じて言葉の壁を取り除き、文化などのバックグラウンドと共に、根底にあるメッセージを伝えられるようになります。

エンタメの世界観を伝えるトランスクリエーション

エンタメ翻訳は、コンテンツ以外にも多くの翻訳機会があります。コンテンツに最適な翻訳、情報発信やマーケティングに最適な翻訳など、様々なシーンでの翻訳を使い分けなければなりません。

すべてのシーンに共通するのは、エンタメ本来の特徴である楽しめるかどうか、つまり、自然でわかりやすい翻訳であるかどうかです。心から楽しめるエンタメは、高品質な翻訳で世界観が届けられてこそ叶います。そのためには、翻訳を通じてメッセージを届ける必要があります。

普通の翻訳では伝えきれないことが伝えられる翻訳であるトランスクリエーションは、世界観を伝えるために、最適な翻訳方法だといえるでしょう。

十印のエンタメ向けトランスクリエーション

常にお客様にベストな翻訳を目指す十印では、エンタメに特化した翻訳サービス、エンタメトランスクリエーションサービスを提供しています。ヒアリングでお客様の伝えたいメッセージを受け止め、十印のノウハウと技術力で、質の高いエンタメ翻訳をご提案します。

十印のトランスクリエーションを使ったエンタメ翻訳は、エンタメの世界観を伝え、ターゲット顧客向けに特化した情報で心を掴み、マーケティング効果を高めて、グローバルなエンタメビジネスの成功へと導きます。コンテンツから発信まで、最適なエンタメ翻訳なら、ぜひ十印のトランスクリエーションをご検討ください。

まとめ

十印では、半世紀にわたる翻訳に関する経験とノウハウで、作品・サービスの特徴やイメージに合わせ、言葉や文化の壁を乗り越えた翻訳を行っています。原文に忠実な翻訳から、地域向け最適化であるローカリゼーション、作品や企業のストーリーを伝えるトランスクリエーションなど、幅広い翻訳技術で世界を舞台にしたビジネスでの成功をお手伝いします。

ターゲット顧客やエリア・商材に合わせた翻訳はもちろん、現地向けに最適化された理解されやすいローカリゼーション、世界観を伝えるキャッチーで心に残るトランスクリエーション等、顧客満足度を高める翻訳は、経験豊富で技術力のある十印だからこそです。

トランスクリエーションをはじめとする顧客満足度の高い翻訳をお考えなら、どうぞお気軽に十印にお問い合わせください。

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▶著者紹介

株式会社十印 マーケティング部
石川弘美

1990年に株式会社十印に入社し、マニュアル制作に従事。日本語原稿の書き起こしから、多言語マニュアル制作のディレクションまで、幅広い業務を担当。
2002年より、ローカリゼーション・プロジェクトのマネジメントを中心業務とし、同社の数々の大型プロジェクトの進行管理を担当。2009年よりはマーケティング部にて宣伝広報活動とともにマーケティング活動を行う。2018年より一般社団法人日本翻訳連盟理事、アジア太平洋機械翻訳協会理事。

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