2022.06.16

ビジネスニーズに合わせて簡単に翻訳

ビジネスの拡大に伴うグローバルマーケットへの進出と共に、年々外国語を業務で使用する機会が増えてきている企業も多くなっています。グローバル化に伴う外国語の使用頻度の増大と共に、翻訳関連の事務作業が増えています。翻訳業務をこなすには高い語学力が求められますが、必ずしも必要な人材がいなかったり、語学レベルが不十分であったりすると、業務が滞ってしまいます。
予算が潤沢であれば良いのですが、限られた予算と人材の中で何ができるのかが課題になっている担当者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、グローバル化に伴う翻訳業務の効率的に貢献できる、機械翻訳のビジネスでの上手な活用法についてご説明します。

グローバル化で事務作業が倍増

グローバル化に伴い、海外とのやり取りが英語や外国語になると、事務作業が一気に増えます。メールのやり取り、提案書の作成、資料や議事録、イベントの案内など、ほぼ事務作業の全般で、翻訳作業が必要となってくる可能性があります。日本語での事務作業と、同等の事務作業を、英語を主とした外国語でこなすには、よほど語学力があり事務能力も高くなければこなしきれません。

担当者が膨大な労力と時間を費やしたにも関わらず、能力不足や、環境が整っていないなどの理由で対応しきれなければ、会社としても何らかの打開策を見つける必要が出てきます。

機械翻訳を上手に利用し業務の効率化を

事務作業の効率化は、避けて通れない問題です。社内の仕組み作りが難しいのであれば、機械翻訳で作業効率を高め、コストの削減も図れるようなシステムの導入を考えてみるのも一案です。

そこで、機械翻訳の導入を検討してみてはどうでしょうか。「機械翻訳は完璧でないから困る」という意見もあるかもしれません。しかし、担当社員の英文は完璧でしょうか。本当に外国語の文書の内容を100%理解しているのでしょうか。

業務効率化のための機械翻訳の利用は、決して無意味ではありません。機械翻訳は瞬時に大量の文書を翻訳することができます。また、英語以外の言語である場合に、一旦英語に訳す必要がないため、機械翻訳を使い日本語で読めば、大幅な時間の節約になります。もっとも、社外向けの重要な資料作成など、どうしてミスが許されない文書の外国語への翻訳が必要であれば、適宜翻訳会社にポストエディットを頼み、最終チェックをしてもらえば良いのです。上手に翻訳方法を使い分け、業務の効率化に繋げましょう。

機械翻訳と無料翻訳ツールは同じか?

Google翻訳に代表される、無料翻訳ツールの台頭で、機械翻訳とはウェブ上の翻訳ツールを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。AI翻訳の精度は年々上がっており、機械翻訳は、以前と比べて格段に精度が上がっています。しかし、分野によってはまだまだ人力の翻訳の精度には及ばないレベルであることも事実です。

作業内容によっては、必ずしも翻訳家の翻訳である必要はありませんが、翻訳ツールの利用には注意点があります。

こちらでは、ウェブ無料翻訳ツールと、翻訳会社の提供する機械翻訳ツールの比較をしてみましょう。

ウェブ無料翻訳ツール

無料翻訳ツールの良い点は、利用者が翻訳精度を高めていくことに参加できることです。しかし、一部の心無いユーザーによる嘘の翻訳語の登録などが誤訳に繋がり、無料翻訳ツールの精度を下げています。翻訳精度に関しては、年々向上しているとはいえ、まだまだ修正の必要があります。特に、専門分野に特化した翻訳ツールではないため、業界独特の言い回しや、専門用語の翻訳には不向きであると言えます。

また、無料翻訳ツールは一般的に、無料で翻訳機能を使える代わりに、翻訳結果がデータとして使われます。そのため、企業の機密保持の観点から、ビジネスで使うにはおすすめできません。個人の利用に限定するなどの対応で、機密データの流出がないように注意を払いましょう。

翻訳会社提供の機械翻訳

AI翻訳に代表される翻訳会社の提供する機械翻訳は、一般的に精度が高く、専門分野に特化したデータで専門分野の翻訳対応も可能です。「セキュリティ面が心配」という声もあるでしょうが、翻訳会社が提供する機械翻訳は、安心して利用できます。

また、より精度の高い翻訳が必要であれば、必要に応じて、ポストエディットでのチェックを依頼したり、専門の翻訳家に翻訳を頼んだりすることも可能です。

このように、無料翻訳ツールと翻訳会社の提供する機械翻訳は、似ているようで異なります。それぞれのメリットとデメリットを理解したうえで、どちらが必要なのかを検討して、ニーズに合わせた使い分けが望ましいでしょう。

十印のT-tact AN-ZIN®

十印では、クラウド型の自動翻訳システムT-tact AN-ZIN®を提供しています。国家プロジェクトで作成したTOEIC960点相当の高性能のAI翻訳エンジンと、「翻訳バンク」に蓄積された大量で質の良い翻訳データの収集により、精度の高い翻訳が可能となりました。

PDFも翻訳できるファイル翻訳が可能なだけでなく、マイクロソフト社のオフィス製品上で直接翻訳できるプラグイン機能もあるため、ビジネスシーンで必要なファイルが簡単に翻訳できます。

また、翻訳された内容が正確かどうかの確認できる逆翻訳機能もあり、訳文をクリックするだけで手軽に使えます。また、ユーザー数に制限がないため、社員全員が利用できるというメリットもある自動翻訳システムです。

セキュリティ面でも、T-tact AN-ZIN®は一般的な無料翻訳サービスとは異なり、利用者の許可なく翻訳結果を再利用することがないため、安心してご利用いただけます。

まとめ

十印では、1980年代より機械翻訳の進展に寄与してきました。国家プロジェクトで作成した機械翻訳エンジンを企業内で、簡単に低コストで安全に利用できるサービスをご提供しています。また、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISO27001(ISMS)認証を取得しており、安全な情報管理をしています。

機械翻訳に興味はあるが運用の仕方がわからない、過去の翻訳資産を活用したい、などのご要望に応じて、お客様の目的に合わせたサービスをご案内致します。

まずは、お気軽にお問い合わせください。

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