2022.04.28

情報セキュリティ不安にはISO27001(ISMS)認証で安心・安全に機械翻訳

新型コロナウイルスの蔓延をきっかけとした生活様式の変化で、インターネットを利用する機会は大きく増えています。それに比例して、情報資産への脅威にさらされる機会も多くなり、情報セキュリティ管理の重要性への認識が高まっています。そのため、同じようなサービスの提供元ならば、安全であると証明できる企業のサービスを選びたいと考えるユーザーも増えています。しかし、何を基準に選ぶのが正解なのかが分からず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

今回は、安心できるサービスを提供する安全な企業の証である、情報セキュリティマネジメントの指針ISO27001(ISMS)認証についてご紹介します。

ISO27001(ISMS)認証とは?

ISO27001(ISMS)認証とは、情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格の1つです。ISO27001(ISMS)認証は、情報セキュリティのリスクアセスメントと、情報を守るためのシステム、ISMSによるリスクマネジメントのためのシステムです。認証範囲内のクラウドサービスにおいて、クラウドセキュリティ管理が実施されていることを認証します。

社内での情報セキュリティ方針を統一・刷新し、管理体制を整えられるほか、組織全体で情報資産に対する認識を高めるのにも効果的です。

ISO27001(ISMS)認証は、企業全体、または部署・部門ごとに取得が可能です。

ISO27001(ISMS)認証のメリット

ISO27001(ISMS)認証は、組織内で国際規格に沿った情報セキュリティの仕組みが確立されており、安全な情報管理を維持・改善していることを証明します。そのため、ISO27001(ISMS)認証がある企業は、適切にセキュリティ対策に取り組んでいると言えます。

ISO27001(ISMS)認証があれば、組織のセキュリティ対策・管理体制の向上が望めるだけでなく、社員の情報セキュリティ意識・モラルの向上などの効果も期待できます。他にも、情報セキュリティインシデント発生の抑制への効果、コンプライアンス(法令順守)面で有効、企業競争力の強化など、実にさまざまなメリットがあります。

また、ISO27001(ISMS)認証ルールに則った安全な情報管理ができれば、顧客への信頼へとつながり、企業イメージの向上にも貢献するなど、企業活動に大きくプラスとなるでしょう。

参考:一般社団法人 情報マネジメントシステム認定センター「ISMS適合性評価制度」

機械翻訳におけるISO27001(ISMS)認証

近年、AI翻訳の利用者が増えています。しかしクラウド型機械翻訳は、サーバーを介するため、常にセキュリティ不安が付きまといます。情報漏洩のリスクを避けるためには、安全な翻訳システムを選びたいものです。利用の検討をする機械翻訳システムに、セキュリティ対策レベルを保証されているISO27001(ISMS)認証があるかどうかは、重要な判断材料となります。

機械翻訳システムは、セキュリティの適切な管理体制の他に、精度の高さや、機能性の高さなど、使いやすさも求められます。つまり、事務作業の効率化がはかれる使い勝手の良い機能を備えつつ、安全性にも優れたツールであることが大切なのです。

このように、ISO27001(ISMS)認証で安全性が保障されており、翻訳精度が高く、ツールの機能が優れていて、かつコストパフォーマンスも良い機械翻訳を提供している翻訳会社を選べば、安心して機械翻訳を利用できるようになるでしょう。

十印のISO27001(ISMS)認証と取り組み

十印では、取り扱う情報資産を、あらゆる脅威から保護するための厳格なルールを設けています。その一環として、2022年1月にはISO27001(ISMS)認証を、機械翻訳サービスと翻訳・ローカリゼーションの分野において取得しました。

お客様・パートナーの皆様からお預かりする大切な情報資産を、万全のセキュリティ管理体制で翻訳・管理できるよう日々努力しています。全社員が情報セキュリティ基本方針を認識し、情報が外部へ漏洩しないための取り組みをしています。

ISO27001(ISMS)認証取得により、今後も情報セキュリティマネジメントの継続的な運用・改善・向上に努め、安全でより使いやすいサービスを継続して提供することをお約束します。

十印の機械翻訳「T-tact AN-ZIN®」

十印の「T-tact AN-ZIN®」は、安全性の高い機械翻訳システムです。暗号通信の万全のセキュリティ環境、IPアドレス制限機能などで、オンプレミス、専用クラウドサーバーのどちらをご利用でも、安心して機械翻訳をご利用いただける安全なサービス環境を整えています。

国家プロジェクトで作成した、TOEIC960点相当の構成のAI翻訳エンジンと「翻訳バンク」に蓄積された大量で質の良い翻訳データの収集により、精度の高い機械翻訳が可能になりました。

PDFも翻訳できるファイル翻訳や、マイクロソフト社のオフィス製品上で直接翻訳できるプラグイン機能もあり、ビジネスシーンで必要なファイルの翻訳が簡単に完了。翻訳された内容が正確かどうか確認できる逆翻訳機能もあり、訳文をクリックするだけで手軽に翻訳精度のチェックができるなど、翻訳作業の効率化がはかれます。

まとめ

ISO27001(ISMS)認証は、取得企業で安全に情報資産を取り扱い、適切なセキュリティ管理が行われていることを示しています。

十印では、機密性・完全性・可用性を適切に維持する情報セキュリティマネジメントシステムの内容に適合するよう、社内でも「情報セキュリティマネジメントシステム」を定めています。

安心・安全な翻訳サービスをご検討なら、高い翻訳技術と万全なセキュリティマネジメントシステムを提供する十印に、是非ご相談ください。

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