2022.04.28

AI機械翻訳で言葉のバリアフリーをめざす

コロナ禍でインバウンドの数は一時的に減っていますが、街中や職場での外国人の存在は珍しくはありません。インバウンドへの対応、店頭や自治体の窓口、病院、職場などで日本語と外国語の翻訳・通訳が必要な場面は多々あります。日本人でも難しい法律用語や専門用語、さまざまな手続きの書類を外国人が日本語で理解することは容易ではなく、何らかの解決策を見つける必要があります。しかし、通訳・翻訳の人員を確保することは、予算面などハードルが高いものです。

今回は、日本にいる外国人が、言葉の壁によって必要な情報を得られない・伝えられないといったシチュエーションを減らすため、AI機械翻訳機能を使った言葉のバリアフリーをめざす方法を見ていきましょう。

外国人の増加と言葉の壁

少子化の影響と2019年4月に施行された「改正出入国管理法」(改正入管法)により、日本における外国人の数は、今後増加すると考えられます。家族の帯同が可能となる「特定技能2号」が増えれば、全く言葉が理解できないままの来日が多い家族のケアも必要になってきます。

インバウンドであれば、観光・買い物、役所の窓口など、定形文の翻訳機能のある翻訳ツールを利用することで意思の疎通が図れることもあります。しかし、事故や災害時など、定型文だけでは難しいケースもでてくるかもしれません。より長い期間の滞在者であれば、日常生活や業務に関連した、より高度なコミュニケーションが必要な場合も多いでしょう。話すことはできても読み書きが苦手、外国語に訳せない日本語独特の言い回しや概念に戸惑う外国人に、どのような方法でコミュニケーションを図れれば良いのかを考えなければなりません。

外国人を受け入れる側が配慮し、外国人が言葉の壁のせいで孤立しないようにして、初めて地域や職場での共生が可能になります。

発想の転換:無理に英語を使わなくて良い

外国人に説明するには、外国人が日本語を使う、または、日本人が英語を使うという、2択であると思われがちです。しかし、無理に英語を使わないという選択肢を入れてみましょう。英語を使える人員確保や英語の研修をする代わりに、機械翻訳を利用するのです。そうすれば、外国人の母国語、または使用可能言語への翻訳ができます。もちろん、全ての言語への翻訳は不可能です。しかし機械翻訳を利用すれば、企業や窓口でのストレスが軽減されるばかりでなく、より高度なコミュニケーションが可能になります。

自治体によっては複数の外国語のパンフレット入手や、外国語での手続きが可能です。一方で、医療や法律用語など生活に欠かせない分野であるにも関わらず、レベルの高い日本語力が求められるケースもあります。

ある程度の日本語力があっても理解できない外国人に必要な情報を伝えるには、手軽に使える機械翻訳が有効です。音声認識サービスと連携すればほぼリアルタイムで、音声を自動認識してテキスト化された文章を、機械翻訳ツールですぐに翻訳できるようになります。

お互いのストレスを軽減するためにも、人の手に頼らない効率的な方法である機械翻訳を上手に活用するなどの解決策を見つけていきたいものです。

スマート自治体をめざして

2021年4月に総務省は「令和2年度 地方自治体におけるAI・RPAの実証実験・導入状況等調査」を行いました。調査の結果によれば、AIの導入状況は都道府県・指定都市では80%以上ですが、その他の市町村では21%となっており、導入があまり進んでいません。都道府県と指定都市におけるAI導入の内訳の詳細は「音声認識」「文字認識」「チャットボットによる応答」となっています。

ここに機械翻訳を使ったサービスを導入すれば、通訳・翻訳者などの専門職員が不在でも住民サービスの向上が可能になり、業務の効率化にもつながります。日常生活への利用だけでなく、多言語ウェブサイトの構築、多言語資料の作成などに機械翻訳を取り入れれば、言葉の壁に悩む外国人たちへのサービス向上が図れることは間違いありません。

参照:総務省「自治体におけるAI活用・導入ガイドブック<導入手順編>」

十印のAI機械翻訳「T-tact AN-ZIN®」

十印のAI翻訳「T-tact AN-ZIN®」は、大量の文書でも短時間に翻訳のできる機械翻訳ツールです。国家プロジェクトで作成した、TOEIC960点相当の精度の高いAI翻訳エンジンを使い「翻訳バンク」に蓄積された大量で質の良い翻訳データを収集することにより、今までの機械翻訳と比べて高品質な翻訳が可能となりました。

また「T-tact AN-ZIN®」は、セキュリティ面でも安心してご利用いただける機械翻訳ツールです。暗号化通信でIPアドレス制限機能もあるため、情報漏洩リスクもありません。

PDFファイルをはじめ、マイクロソフト社のオフィス製品上でも直接翻訳できるプラグイン機能により、業務の効率化に最適な翻訳ツールです。

機械翻訳をポストエディットすれば、更に翻訳の精度が高まるため、短時間で高品質な翻訳が可能となります。

まとめ

十印では、1980年代より機械翻訳の進展に寄与してきました。国家プロジェクトで作成した機械翻訳エンジンを企業内で、簡単に低コストで安全に利用できるサービスをご提供しています。

機械翻訳に興味はあるが運用の仕方がわからない、過去の翻訳資産を活用したい、などのご要望に応じて、お客様の目的に合わせたサービスをご案内致します。

まずは、お気軽にお問い合わせください。
「情報技術・通信・工業」「医学・医薬」「金融・経済・法務」の分野で、翻訳の国際規格ISO17100認証を受け、国際規格に裏付けられた高品質な翻訳で、お客様の翻訳作業をサポートし、業務の効率化をお手伝いします。

ニーズに合わせた一段上の翻訳なら、高い技術と、経験豊富な十印に、是非ご相談ください。

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