日本食人気にスピーディな機械翻訳で商機を逃さない
世界中で日本食がブームとなる中、訪日するインバウンドのみならず海外での日本料理も人気となっています。しかし、アジア諸国など一部を除き、世界ではアジアを一括りに考えてしまう人も多い中、日本食材の良さを知ってもらい、他と違う食材を売り込むのは至難の業です。
また、どんなに自信のある食材でも、言葉の壁がなかなか乗り超えられずに、商機を得られないというケースもあります。
今回は、機械翻訳を使ったスピーディな対応で、日本食ブームの商機を逃さないようにする方法を見ていきましょう。
日本食ブームと大衆化
以前はアジア食材店、日本食材店など専門店でのみわずかに扱われていた日本食材が、醤油や海苔、ラーメンなどは一般的なスーパーなどでも簡単に手に入るようになり、外食のみならず、自宅でも日本食を楽しむ層が増えています。
ドイツを例に挙げると、スタートアップであった持ち帰り寿司の企業が、ドイツをはじめとしたヨーロッパの人にレストラン以外で寿司をはじめとした日本食を食べる機会を提供し、日本食の大衆化に貢献しました。コロナ禍で外食ができなくなっていた時期の中食ブームの追い風に乗り、今や西ヨーロッパ全土に広くビジネスを広げるなど、ヨーロッパの日本食は今や人々の生活に浸透してきています。
従来の日本食とは違う日本食提供の商機
日本食が大衆化すると同時に、日本食を食べたことのない調理人による日本食の提供も増え、誤った調理方法の料理を提供するなど、玉石混交の様相となっています。しかし、とても日本食とは呼べない料理を提供するレストランもあれば、中には日本人では思いもつかないようなレストランの内装や盛り付けの器など、現地の人にとっては「日本らしい」雰囲気が売りである場合もあり、必ずしも提供される食材や味にこだわらない層には受け入れられているケースもあります。
一方、訪日経験があるなどの理由で、現地で簡単に手に入る一般的な日本食では飽き足らず、他と違うものを求める層には、高級和牛・日本酒など、ワンランク上の素材の商機が拡大しています。
このように、日本食市場は拡大しており、大衆向け食材の販路拡大、少し慣れてきて新しい味にも挑戦したい層への新たな食材の提供、日本食慣れしている顧客層の一般的には手に入りにくい食材・関連商材の新規顧客開拓の好機であるとも言えるでしょう。
海外の日本食ブームと日本から来ない日本食材
2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、日本食が今まで以上に世界で知られ、食べられるようになりました。しかし、海外のアジア食材店やスーパーで見かける日本食材と言えば、日本の名前がついた米菓子類はタイ、ラーメンはシンガポール、うどんは韓国、餅は台湾、緑茶のティーパックは中国からなど、なかなか日本製品を目にする機会はありません。日本食が多くなったとはいえ、日本からの製品が確実に並ぶ店は、まだまだ日本食材専門店かオーガニックショップなど高級店が中心です。
また、レストランも以前は高級日本料理店のみだったのが、価格設定の低いレストランが増えました。しかし廉価なレストランでは、日本からの食材はあまり使われていません。これでは、日本食ブームでも、日本の食材を売り込むチャンスはありません。しかし、日本食の「初心者」が多い今こそ、まさに本当の日本食材を知ってもらうチャンスとも言えるでしょう。
健康食ブームと日本食
近年、健康食としても日本食が見直されています。欧米を中心に、以前より健康志向層、ベジタリアン・ビーガンの人にとって、豆腐は親しみやすいタンパク源として食べられていました。そのため、以前はオーガニックショップなど限られた場所のみでの取り扱いしかありませんでした。しかし近年では、ベジタリアンやビーガンでなくても、ヘルシーさやSDGsの観点から代替肉としての大豆製品がブームとなり、豆腐ステーキ、豆腐ソーセージなどもスーパーなどでも簡単に手に入るようになってきました。豆腐の購買者の中には、日本食としての豆腐というよりも、代替肉として購入する人も多いため、日本では見慣れない大豆製品も多いのですが、ここにヒントを得て商機を得ることも可能でしょう。
このように、海外向け・インバウンド向けのビジネスで外国語を使う際に、機械翻訳を利用したスピーディな翻訳で、迅速な対応でチャンスを逃さないようにしましょう。
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まとめ
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