2023.02.03

翻訳作業効率アップには最適な機械翻訳ツール選びがカギ

近年、AI技術の進歩とともに、機械翻訳は黄金期を迎えています。無料のサービスもあり、手軽に利用できることで、ますます機械翻訳は身近なツールになりました。選択肢が増えるとともに、何が重要な情報なのかが分かりにくくなり、最適なツール選びに頭を悩ませている担当者の方も多いのではないでしょうか。

本稿では、ビジネスのグローバル化とともに増え続ける翻訳作業の効率化のために、どのような機械翻訳ツールを選ぶのが正解なのかについて解説していきます。

翻訳作業に機械翻訳ツールを使うメリット

機械翻訳は人の手による翻訳と比べて、格段にスピーディに翻訳ができます。人間が1日かけていた翻訳を短時間で行うなど、人は機械翻訳のスピードに太刀打ちできません。機械翻訳ではExcel、PowerPoint、PDFなどのファイルから直接翻訳でき、さらなる時間短縮も可能になります。また、使用するサービスによっては用語集に登録することにより、カタカナ表記や固有名詞の整合性を高め、翻訳の品質の安定化を図れるのも機械翻訳のメリットです。

他にも、これまで翻訳作業にかけていた時間を機械翻訳の利用で短縮できれば、他の業務に時間を使えるため、プロジェクト全体での業務の効率化にもつなげることができるなど、機械翻訳は翻訳作業の効率アップに貢献するツールだということが分かります。

機械翻訳はいつ使うのが正解?

機械翻訳は、現状ではどのような翻訳でも完璧にこなせるという訳ではありません。いつどのような内容に使うかを決定するのはユーザー次第ですが、一般的には社内向け文書など、データ量の多い文書の大まかな内容理解に使われるケースが多いです。大量の情報にざっと目を通したい、話の大筋が分かれば良いなど、詳細はそこまで大切でない場合に、スピーディな翻訳ができる機械翻訳はその威力を発揮します。

一方、一字一句が異なっても利害関係に関わるような内容である場合、機械翻訳のみの利用は避けたほうが良いケースもあります。翻訳者による翻訳、または機械翻訳の後にポストエディットというチェック工程を経ると安心です。

機械翻訳で翻訳作業効率化を目指す

ビジネスシーンで使われることの多くなった機械翻訳ですが、実際の業務に取り入れるには、次のような要件を満たすことが求められます。

1.翻訳精度:期待される翻訳精度の翻訳結果であるか
2.専門性:専門分野に特化された語彙・言い回しに対応できるか
3.安全性:情報漏洩などのセキュリティリスクはないか
4.業務効率:テキスト・ファイル・Webページなどを直接翻訳できるか
5.コスト:予算内で対応できるか、コストパフォーマンスは良いか

十印のAI機械翻訳「T-tact AN-ZIN」の特徴

1.翻訳精度:NICTの共同プロジェクト
十印のAI翻訳「T-tact AN-ZIN」は、国家プロジェクトで作成した、TOEIC960点相当の精度の高いAI翻訳エンジンです。「翻訳バンク」に蓄積された大量で質の良い翻訳データの収集により、今までの機械翻訳と比べて高品質な翻訳が可能となりました。

2.専門性:NICT提供の高性能エンジン
十印のAI翻訳「T-tact AN-ZIN」は汎用エンジン以外にも、高精度のリーガルエンジンを始めとし、金融・特許・半導体などの専門分野に特化したエンジンをそろえています。専門用語や文章の特徴など、業界ごとに特化したエンジンで高精度の翻訳を可能にします。
また、翻訳精度を上げるための自社専用エンジンの作成、用語集で翻訳品質の安定化が図れます。

3.安全性:万全のセキュリティ環境
十印はセキュリティの国際規格ISO27001(ISMS)=情報セキュリティマネジメントシステム(Information Security Management System)認証を取得しています。
また、「T-tact AN-ZIN」は、安全性の高さでも、安心してご利用いただける機械翻訳ツールです。利用者の許可なく翻訳結果を再利用することはなく、暗号化通信でIPアドレス制限機能もついているため、情報漏洩リスクもありません。

4.業務効率:PDF翻訳・Microsoft Office製品上での直接翻訳
PDFも翻訳できるファイル翻訳、マイクロソフト社のオフィス製品上で直接翻訳できるプラグイン機能で、ビジネスシーンで必要なファイルの翻訳がスムーズにできます。ファイルのまま翻訳・編集が可能なため、業務効率が大幅に上がります。
翻訳された内容が正確かどうか確認できる逆翻訳機能を使って、原文を再調整しながら機械翻訳だけで翻訳作業を完了することも可能です。
日本語と対象言語だけでなく、英語と対象言語の翻訳など、対応している言語も多く幅広い言語の翻訳ができるため、スムーズに翻訳ができます。

・ファイル翻訳対応フォーマット:txt、html、docx、pptx、xlsx、csv、pdf、tmx、xlf

5.コスト:初期費用無料、ユーザー数無制限
「T-tact AN-ZIN」は、年間契約料のみで初期費用は無料です。また、制限文字数内ならユーザー数には制限がないため、関連会社、海外拠点などでも人数制限なく利用できる翻訳システムです。

・汎用エンジン対応言語数(2021.3.28現在):
・日本語⇔外国語 12か国語 (英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、ミャンマー語)
・英語⇔外国語 14か国語 (中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語*、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、ミャンマー語、ロシア語*、アラビア語*)
*ご希望のアカウントのみ使用可能。

まとめ

T-tact AN-ZINでは、高精度のAI翻訳エンジン、専門分野に特化したエンジンと翻訳精度を上げる自社専用エンジンで、専門分野でも高品質の翻訳の提供が可能になりました。快適なビジネスツールとして、翻訳作業効率アップのお手伝いをいたします。

また必要に応じて、機械翻訳による翻訳以外にも、プロの翻訳者へのご依頼も承ります。

ビジネスのニーズに合わせた翻訳なら、高い技術と、豊富なライティング経験のある十印に、ぜひご相談ください。

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