2024.06.12

高品質な動画翻訳で付加価値を高めインバウンド向けブランディングを

2023年の「インバウンド再生元年」より、訪日観光が本格的に回復しつつあります。2024年に入り、ますます増えるインバウンドですが、コロナ禍以前とは異なる傾向も見受けられます。受け入れ側としては、傾向を見誤らず付加価値を高めたブランディングを行うことで、インバウンドビジネスを成り立たせないといけません。しかし、何から手をつけたらよいのかお困りのご担当者様も多いのではないでしょうか。

本稿では、付加価値を高めるためのブランディングで差別化を図るために、インバウンドのニーズを動画の多言語翻訳により実現する方法について解説します。

インバウンド市場の拡大と傾向の変化:量から質へ

JENTO(日本政府観光局)の2024年2月の調査によれば、インバウンドは2024年2月に2,788,000人になり、コロナ禍以降では最多を更新、2月としては1981年の調査開始以来過去最高となりました。

近年、これまでのように多くの観光客が訪れるお決まりの観光コースよりも、独自の興味・趣味・嗜好によって行動するインバウンドが増加傾向にあります。訪日観光の目的が変わりつつある今、差別化を図るためには高付加価値化に取り組む必要があります。地域をリスペクトし、地元にお金を落としてくれる質の高い観光客に来てもらうためには、情報提供が欠かせません。そのため、近年ではプロモーションに動画を使う機会が増えています。

*参照:20240319_monthly.pdf (jnto.go.jp)

インバウンド向け動画プロモーションのメリット

今後もインバウンド市場が拡大する傾向が続くと見られている中、インバウンド観光向けのプロモーションの他、サービスや文化の違いを知ってもらう手段として動画が挙げられます。動画は情報量が圧倒的に多く、提供内容の差別化が図りやすいため、メッセージを伝える手段として最適です。また、インバウンドの多様化と共に翻訳言語が増えても、多言語化で対応できるため、正確な情報が届けやすいのも動画の特徴です。

動画翻訳されたコンテンツを通じて、現地に行く前に疑似体験してもらうことにより、「行ってみたい」「実際に体験してみたい」という行動へとつなげやすいのが動画のメリットです。

また、SNSで拡散してもらいやすいため、訪日した同胞からなどの動画を見て「自分も行ってみたい」と感じやすく、消費行動につながりやすくなります。

インバウンド向け動画翻訳で付加価値をつけ訴求力を高める

インバウンドの目的が多様化するに伴い、受け入れ側もターゲット顧客を絞り込む必要があります。ターゲット顧客に合わせてブランディングを可能にするためには、STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)分析に基づき、最適化された動画翻訳で訴求力を高めることもできます。

・セグメンテーション:市場の細分化
・ターゲティング:細分化した市場の中で狙う市場の選択
・ポジショニング:狙う市場での立ち位置の決定

立ち位置が決定したら、情報量の多い動画をプロモーションに使って、地域ブランディングをしつつ多くの情報提供をします。動画コンテンツの翻訳で多言語にも対応できるところが、インバウンド向けプロモーションに動画を使うメリットだと言えるでしょう。

十印の動画翻訳

十印では、お客様の目的やご希望に合わせた動画の翻訳・作成を行います。十印の「動画まるごとOne-Stopサービス」は、映像のスクリプト翻訳から字幕・テロップ入れ、ナレーターによる吹き替え、最終ファイルの作成などの動画編集まで可能な、映像翻訳全般にわたるサービスです。

ご予算に合わせて、ナレーターによる吹き替えよりも低コストの機械音声による吹き替えもお選びいただけるなど、お客様に寄り添ったサービスを提供しています。吹き替え後の動画編集などの映像翻訳だけでなく、動画の企画・撮影・編集など、翻訳の枠を越えた多言語での動画作成全般に関して対応可能です。

目的やターゲット顧客に合わせて、テロップや資料・現地に合わせた映像の差し替えなどの一部修正、使われる映像・音声やその他コンテンツのローカライズ、BGMや専門性の高いCGの作成など、お客様のご要望に沿った動画作成・編集全般に柔軟に対応します。

動画翻訳、多言語動画への翻訳サービスなど、十印の動画サービスの詳細に関しては、どうぞお気軽にお問い合わせください。

まとめ

十印では、半世紀にわたる翻訳に関するノウハウを基に、地域やサービスのイメージを余すところなく伝える翻訳を行っています。付加価値を高め、共感を呼ぶストーリーを伝えられる、字幕翻訳、吹き替え、動画編集・映像作成など、動画に関するすべての作業で、インバウンド向けの訴求を成功させるお手伝いをします。

現地向けに最適化された内容、ターゲット顧客に理解されやすい映像翻訳など、対象言語へのローカライズで、動画再生回数が上がる訴求へと導きます。

最適な動画翻訳で動画マーケティングをお考えなら、ぜひ、十印にご相談ください。

十印の動画(映像)翻訳/制作、
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▶著者紹介

株式会社十印 マーケティング部
石川弘美

1990年に株式会社十印に入社し、マニュアル制作に従事。日本語原稿の書き起こしから、多言語マニュアル制作のディレクションまで、幅広い業務を担当。                   
2002年より、ローカリゼーション・プロジェクトのマネジメントを中心業務とし、同社の数々の大型プロジェクトの進行管理を担当。2009年よりはマーケティング部にて宣伝広報活動とともにマーケティング活動を行う。2018年より一般社団法人日本翻訳連盟理事、アジア太平洋機械翻訳協会理事。

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