2024.11.20

動画翻訳とローカリゼーションでグローバル化を成功させる

近年、ビジネス展開においてグローバル化が広がっています。市場を世界へと広げると、そのビジネスチャンスは計り知れず、世界市場進出を検討している企業も多いでしょう。しかし当然ながら、日本を出れば途端に日本語は通じなくなります。言葉の壁を乗り越えるべく翻訳をしても、結果が伴わなければ何らかの策を講じる必要があります。

本稿では、グローバリゼーションとは何なのか、グローバルなビジネスにおいて欠かせないローカリゼーションや、動画翻訳のメリットについて解説していきます。

グローバリゼーション・グローバル化とは?

グローバリゼーション(globalization)はグローバライゼーションとも呼ばれます。国立国語研究所の定義によると「ものごとの規模が国家の枠組みを超え、地球全体に拡大すること」としており、グローバル化と同じ意味で使われています。他にも、地球規模化や地球一体化とも言われ、ビジネスにおいてよく使われる言葉の一つです。

よく似た言葉に国際化がありますが、国際化は国境を前提としているのに対し、グローバリゼーションは国境に関わりなく地球規模での結びつきを意味しています。

ビジネスにおけるグローバリゼーションとは?

ビジネス世界でのグローバリゼーションは、国と国との結びつきを超えた地球規模のビジネス、つまり舞台を日本に限らず世界中に広げて行うビジネスです。近年では、ビジネスにおけるSDGsなど、地球規模での取り組みが良い例でしょう。

ビジネスのグローバル化は、輸送手段やインターネットの発達と共に進んでいます。地球規模の結びつきは新たなビジネスチャンスを作り出し、市場の拡大に伴ってグローバリゼーションはますます広がっています。しかし世界が市場となれば、マーケティング手法もこれまでと同じというわけにはいきません。つまり、グローバリゼーションと同時にローカリゼーションという考えも必要になってくるのです。

グローバリゼーションとローカリゼーション

グローバリゼーションが地球規模のビジネス展開だとすれば、ローカリゼーションは特定の市場に向けた最適化といえます。一見、グローバリゼーションとローカリゼーションは正反対に思えるかもしれませんが、どちらも世界を舞台とした市場展開をしていく上で重要な手法です。

また、国内向けとグローバル市場の2つに分けるのか、各地域向けに最適化するのかによって、マーケティング手法も異なってきます。

翻訳言語に関しても、グローバル市場向けに英語のみにするか、またはローカリゼーション用に多言語にするかなどの選択が可能です。そのため、商品やサービス、ターゲット顧客などに合わせた言語選択、そしてマーケティング手法の選択が鍵となります。

動画翻訳とローカリゼーションでグローバリゼーションを可能に

動画はテキストデータと比較して情報量が多く、近年ではマーケティング手法としての需要が伸びています。

動画翻訳では単なる翻訳にとどまらず、ローカリゼーションによって対象地域向け、文化や習慣、思考などを考慮した最適化が大切です。無料の翻訳ツールなどでは最適化はできないため、人手翻訳と同等の訴求効果は期待できません。

また、グローバルなマーケティングでは国内向けの動画翻訳よりも、グローバル市場に向けた動画のほうがよりターゲット顧客に受け入れられやすく、訴求効果の高い翻訳となり得ます。

動画コンテンツの翻訳は、訴求効果を上げることが目的です。そのため、動画のローカリゼーションにより、グローバル市場でも最適化されたメッセージが届けられる動画翻訳サービスを選びましょう。

十印の動画翻訳

十印では、ローカリゼーションも含めた高品質な動画翻訳サービスで、お客さまの目的に合わせて動画の翻訳や制作を行います。十印の「動画まるごとOne-Stopサービス」は、映像のスクリプト翻訳や字幕・テロップ入れ、ナレーターによる吹き替え、最終ファイルの作成といった動画編集まで、映像翻訳全般にわたるトータルサービスです。

ご予算に合わせて、ナレーターによる吹き替えよりも低コストの機械音声による吹き替えをお選びいただけるなど、お客さまに寄り添ったサービスを提供しています。吹き替え後の動画編集をはじめとした映像翻訳や動画の企画・撮影・編集など、翻訳の枠を越えた多言語での動画制作全般に関するご相談も承ります。

目的やターゲット地域・顧客に合わせて、お客さまのご要望に添った動画作成と編集全般に対応し、動画翻訳によって動画の離脱率を下げるお手伝いをします。

・テロップや資料、現地に合わせた映像の差し替えなどの一部修正
・学習のeラーニングに使われる映像・音声や問題集のローカライズ
・コンテンツのBGMや専門性の高いCGの作成 など

動画翻訳や多言語動画への翻訳サービスなど、十印の動画サービスの詳細に関しては、どうぞお気軽にお問い合わせください。

まとめ


十印は、グローバルビジネスにおいても半世紀にわたる翻訳に関するノウハウをもとに、製品・サービスの特徴や企業・ブランドのイメージを余すことなく伝える翻訳を得意としています。商品やブランドのストーリーが伝わる字幕翻訳や吹き替え、動画編集・映像制作など、動画に関するすべての作業でグローバルビジネスの訴求成功をサポートします。
現地向けに最適化された内容や、ターゲット顧客に理解されやすい映像翻訳など、対象言語へのローカライズで動画再生回数を上げるグローバルな訴求も可能です。

最適な動画翻訳による動画マーケティングをお考えならば、ぜひ十印にご相談ください。

十印の動画(映像)翻訳/制作、
「動画まるごとOne-Stopサービス」についてはこちら

▶著者紹介

株式会社十印 マーケティング部
石川弘美

1990年に株式会社十印に入社し、マニュアル制作に従事。日本語原稿の書き起こしから、多言語マニュアル制作のディレクションまで、幅広い業務を担当。
2002年より、ローカリゼーション・プロジェクトのマネジメントを中心業務とし、同社の数々の大型プロジェクトの進行管理を担当。2009年よりはマーケティング部にて宣伝広報活動とともにマーケティング活動を行う。2018年より一般社団法人日本翻訳連盟理事、アジア太平洋機械翻訳協会理事。

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