動画と静止画は何が違う?シーン別動画翻訳で訴求効果アップ
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近年、デジタル広告が広く使われるようになっています。デジタル広告には、静止画と動画があり、それぞれに期待される効果があります。
しかし、デジタルコンテンツの選択にあたり、より効果的な方法を選ぶにはどうすればよいのか、お悩みの声も多く聞かれます。静止画と動画は、どちらもメリットとデメリットがあるため、単純な比較はできません。
本稿では、動画と静止画の特徴と、どのような効果があるのかを紹介した上で、シーン別に動画と静止画を使い分け、適切に翻訳するメリットについて解説していきます。
静止画広告の特徴とは?
静止画の最大の特徴は、動画と比べてコンテンツの作成が簡単にできるところです。写真やイラストを準備して、テキストを追加すれば完成するため、短時間で作成できます。
静止画広告は、手軽に変更や修正が行いやすいのも特徴です。多言語への翻訳をする際も、テキスト部分を変える、もしくは現地向け最適化であるローカリゼーションを加えたり、画像を入れ替えたりすることが簡単にできます。そのため、ターゲット顧客向けの最適化が簡単にできるという特徴もあります。
静止画広告のメリットは?
静止画によるコンテンツは、内容が瞬時に分かるところが最大の特徴です。伝えたいメッセージがすぐ分かるため、ターゲット顧客に向けたメッセージがダイレクトに伝わり、目に留まりやすくなります。
また、制作コスト面で、動画と比べてかなり低く抑えられるところも静止画のメリットといえるでしょう。1つのコンテンツにかける制作コストが抑えられるため、複数の静止画コンテンツを準備して、ターゲット顧客の幅を広げられるというメリットもあります。
動画広告の特徴とは?
動画広告の最大の特徴は、情報量の多さです。文字のみのコンテンツと比較すると4000倍から5000倍もの情報を伝えられるといわれています。
一方、静止画と比べ工程数の多い動画の制作にはコストがかかります。しかし、視覚・聴覚情報を使う動画は、記憶に残りやすいため、訴求効果が高まります。
動画広告の作成は、自分で行うこともできますが、動画翻訳を行う場合は注意が必要です。言語ごとにターゲット顧客向けに合わせたローカリゼーションを行わない動画翻訳は、訴求効果が薄れる可能性が高くなります。そのため、マーケティング効果を考えるのであれば、動画の多言語翻訳は動画翻訳専門の制作会社への依頼が望ましいでしょう。
動画広告のメリットは?
動画広告は、伝えられる情報量の多さが最大のメリットで、したがって訴求効果も高くなる傾向があります。昨今、日常生活の一部として、年齢層を問わず動画視聴が行われています。そのため、動画広告は幅広い層に受け入れられやすいというメリットがあります。
また、静止画では説明しきれない細かいところでも、動画なら動きを加えたり説明を加えたりして紹介できるのも、動画のメリットです。
動画コンテンツによる詳細情報の提供は、ユーザーの意思決定にも影響を与えます。そのため、訴求効果が高い手法だといえるでしょう。
静止画と動画はシーン別に使い分けよう
静止画と動画、どちらもそれぞれにメリットがあります。異なるSNSのユーザー向けに、双方を使い分けて活用するのもよいでしょう。
静止画コンテンツは、制作期限、コストなどに制約があり、短時間かつ低コストで制作したい場合に最適です。
動画コンテンツは、できるだけ多くの情報を伝えたい、商品やサービスの詳細を伝えたい、ブランディングの効果を高めたい場合などに最適です。
このように、シーン別、目的別に静止画と動画コンテンツを使い分け、適切な翻訳を行うことで、さらに訴求効果を高めましょう。
十印の動画翻訳
十印では、高品質な動画翻訳サービスで、ローカリゼーションも含め、お客様の目的に合わせた動画の翻訳・作成を行っています。十印の「動画まるごとOne-Stopサービス」は、映像のスクリプト翻訳、字幕・テロップ入れ、ナレーターによる吹き替え、最終ファイルの作成などの動画編集まで、映像翻訳全般にわたるトータルサービスです。
吹き替え後の動画編集などの映像翻訳、動画の企画・撮影・編集など、翻訳の枠を越えた動画作成全般に関するご相談も承ります。
ローカリゼーションでは、使われる映像・音声のコンテンツなどの一部修正が可能です。また、動画の離脱率を下げるために、ご利用目的やターゲット地域・顧客に合わせて、テロップや資料・映像・BGMの差し替えや専門性の高いCGの作成なども承ります。
ご要望に沿った動画翻訳・作成・編集で、グローバルな舞台でのよりよいビジネス展開をお考えなら、お気軽に十印にお問い合わせください。
まとめ
十印は、半世紀にわたる翻訳に関するノウハウをもとに、グローバルなビジネスにおいて製品・サービスの特徴や企業・ブランドのイメージを余すところなく伝える翻訳を得意としています。企業、商品・ブランドのストーリーが伝わる、字幕翻訳、吹き替え、動画編集・映像作成など、動画に関するすべての作業で、世界に向けたビジネスでの訴求成功のお手伝いをします。
知見を生かし、現地向けに最適化された内容、ターゲット顧客に理解されやすい映像翻訳など、対象言語へのローカライズで、動画再生回数を上げるグローバルな訴求を可能にします。
最適な動画翻訳で動画マーケティングをお考えなら、ぜひ十印にご相談ください。
▶著者紹介
株式会社十印 マーケティング部
石川弘美
1990年に株式会社十印に入社し、マニュアル制作に従事。日本語原稿の書き起こしから、多言語マニュアル制作のディレクションまで、幅広い業務を担当。
2002年より、ローカリゼーション・プロジェクトのマネジメントを中心業務とし、同社の数々の大型プロジェクトの進行管理を担当。2009年よりはマーケティング部にて宣伝広報活動とともにマーケティング活動を行う。2018年より一般社団法人日本翻訳連盟理事、アジア太平洋機械翻訳協会理事。
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