2018.01.31

翻訳の料金を決める要素とは

翻訳の仕事を専門の業者に依頼した際には、最初に料金の見積もりが行われます。翻訳会社はクライアント様からの依頼内容をもとに、それぞれの基準で見積もり額を設定します。こちらでは、翻訳の料金を決める一般的な要素についてご紹介しましょう。

言語

翻訳対象の言語、翻訳先の言語によって翻訳のコストは異なります。細かな差異はありますが、翻訳者の数が豊富な英語の翻訳(英日翻訳・日英翻訳)は、提供サービス中最も安価なプランで提供している翻訳会社が多いようです。英語以外の言語に関しては、基本的に翻訳会社が抱えている翻訳者のリソースによって相場が異なります。ネイティブ以外の話者が少ない言語は通常、翻訳料金が割高です。また、英日翻訳・日英翻訳のように、翻訳元と翻訳先の言語が入れ替わると料金が変わる例もあります。

翻訳ボリューム

翻訳するテキストのボリュームは、翻訳の料金に影響を与えます。ボリュームの判断基準として代表的な要素が、「単語数」と「文字数」です。英語・日本語間の翻訳を例とすると、日英翻訳では翻訳元である日本語の文字数に応じて料金が決まるケースが一般的です。一方、英日翻訳では翻訳元の英文の単語数で料金が計算されます。

専門性

クライアント企業が翻訳会社に翻訳を依頼する内容の多くは、専門的なものです。そのため、翻訳者には翻訳対象言語の理解能力だけではなく、各専門分野への正しい知見が求められます。外国語のリテラシーはあくまで前提であり、「IT」「医学」「金融」「特許」など、各翻訳者の得意分野・精通している分野を鑑みて仕事をアサインするのが基本です。
一般社団法人日本翻訳連盟では業界標準の翻訳料金の目安を発表していますので参考にしてください。

実際の翻訳料金は、納期や翻訳する対象の内容などによっても変わります。まずは見積もりをご依頼ください。

納期

納期も翻訳料金に影響を与える要素のひとつです。短納期で翻訳を依頼する場合、料金が上がることがあります。大規模案件を短納期で依頼しても、翻訳会社が抱えているリソースによっては受注を断られるかもしれません。

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以上のような要素で翻訳の料金は決まります。翻訳会社に翻訳の見積もりを依頼する際は、今回ご紹介したような情報をあらかじめ用意しておくとスムーズです。

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