2018.03.02

在日外国人のお客様を意識したECサイトの翻訳とは

日本に住まう外国人の方の数は、年々増加しています。一方で、すべての方が十分な日本語リテラシーを有しているわけではないようです。サービスを多言語化すれば、そうした在日外国人の方のニーズに応えられるかもしれません。こちらでは、在日外国人のお客様を意識したECサイト翻訳のポイントについてお話します。

「自然であること」は前提

外国人の方を意識したECサイトの翻訳において、最も重要なことはなんでしょうか? このポイントを明確にするため、逆の立場、つまり日本人向けに翻訳された海外のECサイトを想定してみましょう。実際にそういったサイトはインターネット上に散見されます。

現在は、多言語対応が一般化しており、多くのECサイトでは自然な日本語が使われています。一方で、依然として不自然な日本語が並べられているサイトは少なくありません。日本語を母国語とする私たちにとってそうしたサイトは商品の魅力が伝わってこないだけではなく、「怪しいサイト」という印象を受けるかもしれません。

在日外国人のお客様向けECサイトでも、サイト内の訳文が自然であることは前提です。決済が関係してくる以上、お客様は少し不信感を抱いただけでも離脱してしまいます。スペルミス、不自然な表現については十二分に注意して取り除かなければなりません。

ECサイトにおける翻訳要素と注意点

ECサイトの多言語化において翻訳対象となる代表的な要素と、それぞれを翻訳するうえでの注意点についてお話します。

■商品名
日本語の商品名を直訳しても、海外の方にはイメージできず、訴求できない可能性があります。日本語の語意とは多少違ったとしても、インパクトのある商品名が効果的かもしれません。

■商品説明
商品名と同様、商品説明も直訳では外国人顧客の理解が得づらい要素です。翻訳者には、原文を見せるだけではなくなるべく商品の情報を提供し、理解を深めてもらうのが好ましいでしょう。ターゲット顧客の使用言語に応じて、表現を変える配慮も重要です。

■口コミ
口コミによる訴求は外個人のお客様に対しても有効ですが、口語で記載された自然な口コミを「翻訳然」とした外国語に変換しても、効果は見込めません。お客様の心に響く外国語に変換できるスキルを持った翻訳者の起用が望ましいでしょう。

■プライバシーポリシー
トラブル防止の目的やセキュリティー体制を明示するためには、プライバシーポリシーはシビアに翻訳しなければなりません。マーケティングへの理解が求められる商品説明や口コミの翻訳とは違い、正確でフォーマルな翻訳が必要となるでしょう。

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外国人のお客様に信頼してもらう自然な翻訳の必要性や、各翻訳要素で求められポイントの多様性から、弊社では「ECサイトの翻訳は翻訳会社に依頼するのがベストである」と考えています。在日外国人のお客様に向けてECサイトの多言語化を検討している事業者様は、十印に翻訳業務をおまかせください。

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