2018.11.06

そもそもサイトを多言語化する必要性とは?

人やモノ、情報と資源が国境を越えて飛び交う時代が到来。今や、企業が狙うべき市場は国内のみではありません。また、近い将来先進国と途上国の逆転現象も起こるだろうと予測されている現代において、Webサイトの翻訳は英語のみでは十分でないかもしれません。本記事では、多言語化するメリットと十印のサービスについてお話します。

サイトを多言語化するメリット

2018年現在、インターネットの利用者数は全世界で40億人以上、総人口の53%にあたると言われています。

日本国内だけでも1億80万人以上の方が利用しており、インターネットの普及によって国内と海外での情報提供、あるいは情報収集は以前に比べて容易になりました。インターネットは、いまや人々の生活に欠かせないものとなっています。

SNS、オンラインゲーム等で若い世代の方々も早くから海外の文化や言語に触れることが多くなりました。インターネット上のみで済ませられる通信販売も増え、海外から取り寄せられる商品も多岐に渡ります。

それは反対に、自社の製品を海外の方向けにアピールしていく機会も増えているということです。
多数の言語で国内外を問わず情報を発信出来れば、新たな顧客を獲得する成果に繋がります。

理解できない言語の説明だけでは不安になり、読み飛ばしてしまう、ブラウザのページを閉じてしまう、商品購入やサービスの申請を諦めてしまうなどのユーザーも少なくありません。そういったマイナス要素を取り払い、自自社で提供している商品やサービスを海外の企業や外国の方々にわかりやすい言葉で発信することにより、サービスはぐんと広がります。

海外から日本へ、日本から海外へ

2016年3月30日に首相官邸で開催された「第2回 明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」では、訪日外国人旅行者数は2020年に4,000万人、2030年には6,000万人という想定が発表されました。

正しく翻訳されたホームページを見て、実際に日本へ来てこの店舗に足を運んでみたい、この会社は連絡が取りやすいかもしれないなどの好印象を抱いていただくことができます。

国内からのお客様も、多言語に対応したホームページを見て海外へも展開している会社と認識し、しっかりしたサービスを受けられる安心感を得ていただける可能性もあります。多数の言語で国内外を問わず情報を発信出来れば、新たな顧客を獲得する成果に繋がります。

■マーケットシェア拡大へ
競合他社より先に海外へ向けて発信できれば、自社にとって大きな強みとなります。即座に全世界へ会社の存在をアピールしていくことで、市場占有率を高め競争戦略を優位に進めることが出来るかもしれません。

■ウェブサイトをうまく翻訳出来ないと…
しかし、ただ漠然と翻訳したホームページを作れば良いというわけではありません。
商品やホームページに記載されている文章がおかしい、意味のズレや不明瞭な部分が多いなどの問題が見られるとお客様に不安な印象を与えてしまい、詐欺やフィッシングサイトなのではないかという疑念も持たれてしまいます。

原文の意図を汲みながら、翻訳後の文体も自然で、読みやすく理解しやすい言葉になっていなければならず、それを行える翻訳会社というのもおのずと限られてきてしまいます。

十印で出来ること

十印では世界各地にパートナーや拠点を持ち、専門分野ごとにスタッフを揃えることで多言語への対応を可能にしました。すべてのプロジェクトを管理するプロジェクトマネージャー、言語的な品質保証を行うリードリンギスト(翻訳者)、エンジニア(技術者)、テスター(細かな文字列や意味の齟齬などの修正)等さまざまな役割をもったチームメンバーからなるプロジェクトチームを立ち上げて高品質な翻訳をご提供します。

十印では、"現地の方々が読むにあたって自然である"ということだけではなく、その後の多言語展開を見越した英文をはじめに作成することで、各言語への翻訳をスムーズにしました。

基盤になる英語が単なる文章の直訳ではなく、その言語である上で訴求力のある文章にすべきだからこそ、まず力を入れていくという方針です。元の英文をきっちりと作っておくことで、現地の社員により多言語展開していった訳文も、その土地ごとに見合った言葉、文章になると考えられています。

もっと十印で出来ること

更に、プロジェクトマネージャーが一元管理することにより、多言語間の情報の一元管理が可能にもなりました。

「自社の製品を世界で同時に発売したい」といった際には、開発途中から各言語のローカライズをスタートさせて、時差なく完成させる必要がありますが、十印では世界中にプロジェクトマネージャーや翻訳者がいるので、時差に関わらず工程を進行できます。

翻訳は現地の社員が行いますが、ソフトウェアに組み込んだ言語のチェックを十印社内で行うことで劇的に時間を短縮します。

また、ニューラル機械翻訳(NMT)を使用した機械翻訳ソリューションも提供しています。スケジュールや開発状況など条件の厳しい案件でもお客様に合わせた方法をご提案いたします。サイトの多言語化をお考えのご担当者様は、ぜひ一度気軽にご相談くださいませ。

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