MTを取り入れることで翻訳用語の統一と用語集作成がスムーズになる
日本の企業でもグローバル化を図る企業も多く、メールやビジネス文書において、翻訳を必要とするシーンが増えている傾向にあります。その中で、機械翻訳の中でも人間翻訳に近い性能を持つニューラル機械翻訳は便利な分、実用的ではない部分もあるため、運用トラブルが発生することも少なくないようです。
今回は、ビジネスで必要な翻訳用語の統一と、用語集作成について、詳しい内容を紹介していくので、参考にしてみてください.。
ニューラル機械翻訳(NMT)では訳語が統一されていない
機械翻訳の中でも、精度が高いと言われている「ニューラル機械翻訳(NMT)」は、流暢な訳文を生成するとして人気があります。TOEICでも900点以上のレベルに相当すると評価されており、実際にビジネス文書の翻訳に活用している方もいるでしょう。
しかし、ニューラル機械翻訳は、訳語が統一されておらず、同じ単語に異なる訳語が適用されることもあります。そのため、文章の意味合いが取れず、ビジネス文書を正しく理解できないというケースもあるので、使用する上では注意が必要です。
海外での取引では、メール文章でのやり取りが多くなることが予想されるので、ビジネス文書で誤訳が起きると、トラブルの原因になる可能性があります。
そのため、海外とのビジネス取引を円滑に進めるためには、ニューラル機械翻訳だけでは心許ないといえるでしょう。
翻訳用語の統一と用語集作成で正しい翻訳を実現
ビジネス文書において、翻訳用語を統一することは、正しい文章を理解することに繋がるため、重要な要素となります。ビジネス文書の翻訳の度に、訳語が統一されていないと、翻訳した後に文章を読み解くことが難しくなるでしょう。
頻出する用語については、訳語を統一することで、正しい意味でメールやビジネス文書を理解することができます。そのため、海外の取引においては、翻訳用語の統一をしておくことが大切です。
また用語集を作成しておけば、翻訳された際に誤訳を防止することができ、正しい文章として認識することができます。
ビジネス文書において翻訳した際に正しく文章を読み解くことが、スピーディーな取引に繋がるのです。つまり用語統一と用語集作成を行っておくことは、取引を成立させるために重要なポイントとなります。
十印は独自のテクノロジーT-term を採用
翻訳会社である十印は、Googleが提供している機械翻訳をセキュアな環境で使用できるソリューションを提供していますが、この中で独自の翻訳テクノロジー「T-term」を開発し、ニューラル機械翻訳の問題点である訳語の統一を実現することに成功しています。用語集を作成することで、指定の訳語に統一することが可能です。
海外の企業との取引で、頻出する用語は統一し、翻訳の際に誤訳を防止することができるでしょう。読みやすく、理解しやすい文章で取引を行うことができるので、満足できる結果に繋げることができます。
ただ用語指定により、前後の文章の訳が変わってしまう恐れがあるので、注意しましょう。また複数形などへの自動的なパターンマッチは行わないため、個別で用語集に指定しておく必要があります。
十印が提供している翻訳サービスの一環であるT-termにおいて用語を管理する場合は、シンプルで直感的な操作をすることができるので、誰でも簡単に使用することができます。
また、複数の用語集を登録すれば適宜切り替えて使用することで、手軽に活用でき、Excelファイルからの取り込みも可能です。
十印のT-tact は用語の統一を容易にする
十印が提供している翻訳サービスの中で「T-tact」があります。T-tactは、ディープラーニング技術を活用したニューラル機械翻訳と訳文編集環境を組み合わせたソリューションです。
複数ユーザーによる翻訳や用語の統一など、企業が求める翻訳機能が備わっているので、ビジネスシーンで有効的な働きを実現してくれます。
その中で「T-tact Ohaco」と「T-tact Memsource」は、それぞれ便利な翻訳機能が搭載されているので、海外との取引を行う上で、重要な役割を担ってくれるでしょう。
海外とのメールだけでなく、海外サイトの情報の翻訳やプレゼン資料の作成、カタログの作成など、多岐に渡った翻訳が可能です。そのため、安心して企業のグローバル化を図ることができます。
日本の企業が海外事業を展開することを検討するのであれば、安心の翻訳サービスを備えていた方が、ビジネスを有利に働かせることができるでしょう。
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海外とのビジネスを円滑に進めるためには、翻訳用語の統一と用語集作成が重要になってきます。機械翻訳でも精度が高いですが、誤訳が発生することもあるため、十分な取引を行えない恐れがあるでしょう。
十印の翻訳サービスを活用すれば、誤訳を徹底的に排除し、正しい文章での取引を行うことができます。これからグローバル化を図る日本企業にとっては、翻訳機能が充実している翻訳サービスを受けておくことは大切です。自由度の高い取引を行うためにも、海外との取引は翻訳会社の翻訳サービスを受けておくことをおすすめします。