2022.08.05

BtoBウェブマーケティングの多言語化のカギ

社会のグローバル化と共に、海外進出をする企業は多くなりました。デジタル化の流れに乗り、海外市場での訴求にウェブマーケティングをする機会も増え、翻訳の必要な場面は多くなっています。

翻訳作業は避けて通れないため、いかに翻訳の負担を軽減するかに頭を悩ませている担当の方も多いのではないでしょうか。
今回は、予算とクオリティーの確保のために、どのような方法で翻訳すればよいのか、効果的な翻訳にはどのような方法があるのかについてご紹介します。

ウェブマーケティング翻訳者の問題点

BtoBに限らず、社内で翻訳を考えた場合主に3つの可能性が考えられます。翻訳と言ってまず思い浮かべるのが、英語など翻訳したい言語のできる社員に翻訳作業を依頼することです。この際に考えられる問題点としては、本来の業務外で依頼する場合、本来の業務をどうするか、翻訳内容やウェブマーケティングについて知識が十分にあるのか、翻訳の精度などが挙げられます。

次に、英語と日本語が堪能な外国人社員への依頼が考えられますが、その場合、日本語力およびウェブマーケティングの知識が十分であるかどうかが焦点となります。また、日本人社員のケースと同じように、本来の業務をどうするかという問題もあります。

3つ目は、翻訳作業の専門の人員があげられますが、予算的に難しい場合が多く、翻訳業務量に波がある場合、対応できるかどうかという問題もクリアする必要があります。

ウェブマーケティングに必要な技術は?

ウェブマーケティングのために、社員に翻訳を依頼するケースでは、本来の業務以外に依頼する場合、不公平感が募り、社員の士気の低下につながる可能性があります。また、いずれの場合にも、翻訳言語のエリア合わせにローカライズした文章、現地の人に効果的に訴求できるトランスクリエーションを意識した文章が書けるとは限りません。

効果的にターゲット顧客に訴求するために、トランスクリエーションを使ったウェブマーケティングを考えるのであれば、言語の知識のみでは十分ではなく、ウェブマーケティング、翻訳、ローカライズ、トランスクリエーションの全ての技術が必要になります。

トランスクリエーションと機械翻訳を効果的に使う

ウェブサイトの拡充は、企業規模に関わらず、効果的なマーケティングに必要です。そこで、いかに効率的に効果的な翻訳をするかが大切になってきます。機械翻訳は時間の大幅な短縮になりますが、それだけでは現地の文化・宗教・政治的背景に考慮した、ターゲット顧客の嗜好や興味の対象に訴えかける翻訳はできません。

そこで、部分的にトランスクリエーションを使い、効果的にターゲット顧客に訴えかけるといった、使い分けが必要になってきます。

機械翻訳でできる作業は機械に任せ、時間をかけてでも人しかできない作業は人に任せるという柔軟さが、それぞれの特性を活かしつつ、時間も節約できる方法と言えるでしょう。

有料の機械翻訳を選択するべき理由

近年、無料のウェブ翻訳ツールの発達と共に、わざわざ有料の機械翻訳ツールを利用するメリットはないのでは、と考える方も増えています。しかし、無料の翻訳ツールと有料の機械翻訳は似ているようですが、安全性において大きく異なっています。

また、翻訳会社が提供する機械翻訳を使用すれば、機械翻訳の導入に合わせてそれ以外の翻訳サービスを同じ会社で依頼することができます。自社で機械翻訳を使用して翻訳したあとにポストエディットのサービスを依頼したり、機械翻訳よりも人手による翻訳が向いているトランスクリエーションは高い技術をもつ翻訳会社に依頼するなど、用途に合わせたサービスを利用することによって、翻訳作業を効率的に行うことができます。

このように、機械翻訳と人による翻訳を上手に組み合わせて、効果的な訴求を行えるのは、翻訳会社への依頼することのメリットと言えるでしょう。

十印の機械翻訳

機械翻訳を利用すると、翻訳にかかる時間の大幅な短縮が可能になります。さらに精度を高めるために、機械翻訳の後はポストエディットで訳抜けがないか、正しい日本語であるか、自然な表現であるかなどをチェックするとより安心です。

十印は、高性能で安全なクラウド型の自動翻訳システム「T-tact AN-ZIN®」を提供しています。国家プロジェクトで研究開発されたTOEIC960点相当の高性能のAI翻訳エンジンと、「翻訳バンク」に蓄積された大量で質の良い翻訳データの収集により、精度の高い翻訳ができるようになりました。また、万全のセキュリティ環境で、情報漏洩の心配もありません。

最新版(Ver3.0)汎用エンジンでは、ヨーロッパ言語と東南アジア言語を中心とした10か国語との相互翻訳が可能となっています。機械翻訳で翻訳業務の軽減と時間短縮をお考えなら、是非十印の機械翻訳をお試しください。

まとめ

十印では、1980年代より翻訳で培ったノウハウを活かして機械翻訳の研究・発展に協力してきました。

また、半世紀以上、お客様の海外展開のため、ドキュメント作成・翻訳をお手伝いしてきました。お客様のターゲットや翻訳の内容に合わせて、機械翻訳ローカライズトランスクリエーションといった翻訳会社ならではの高い技術で、機械翻訳エンジンの利用を始め、最適な翻訳方法の選定を含め、トータルサポートの翻訳サービスを提供し、海外進出のお手伝いを致します。

翻訳のトータルサービスをお探しなら、高い技術と、豊富な翻訳経験のある十印に、お気軽にご相談ください。

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