2024.05.10

動画翻訳方法の選び方次第でグローバルな訴求も簡単に

通信環境の向上やスマートフォンの高性能化と共に、動画視聴環境が格段に向上しています。ライフスタイルの変化も相まって動画コンテンツの需要が高まると同時に、動画を活用した情報発信の機会も多くなってきました。ビジネスのグローバル化に伴い、動画コンテンツの翻訳の需要も増えています。

動画コンテンツを翻訳する際、選ぶ翻訳方法によって翻訳結果は違ってきます。
本稿では、動画翻訳の3つの方法と、選び方のヒントについて解説します。

動画翻訳の方法- YouTube、動画翻訳アプリ・ソフト、翻訳会社

動画翻訳の方法は、大きく分けてYouTube、動画アプリ・ソフト、翻訳会社の3種類です。それぞれに特徴があり、メリット・デメリットもあります。

YouTubeStudioを利用
YouTubeの動画を翻訳するには、YouTubeStudioで、外国語から日本語へ翻訳、もしくは日本語字幕から自動生成できるようにすれば多言語化できます。YouTubeStudioで動画翻訳を行うメリットは、無料であるところです。しかし、自動文字起こしであるため、単語や文の区切りが間違っていたり、表示タイミングがずれたりする場合もあります。自分で表示タイミングを入力することもできますが、手間がかかります。

動画翻訳アプリ・ソフトを利用
動画アプリ・ソフトを用いて翻訳する方法ですが、アプリであればインストール、ソフトであればオンラインでの利用が可能です。無料で利用できるものもありますが、翻訳した字幕ファイルをダウンロードするには有料のアカウントを作成する必要があるなど、目的によっては相応の予算が必要です。また、オンラインでの利用であり機密情報の翻訳はできないため、動画翻訳の内容によっては利用できません。翻訳精度は様々であるためツールによっては用途が限られ、修正や字幕のタイミングは自分で行う必要があります。

翻訳会社に依頼
翻訳会社の中には、動画翻訳、動画編集を行っているところもあります。高い翻訳精度と目的に合わせた適切な翻訳を求めるなら、動画翻訳を扱っている翻訳会社に依頼するのが安心です。他の方法と比べてコストはかかりますが、安全性と適切な翻訳という面では、おすすめの方法です。現地向けの最適化、ローカリゼーションにも対応してもらえるため、高品質な動画翻訳が可能になります。
このように、3つの方法をご紹介しましたが、それぞれにメリット・デメリットがあるため、各動画翻訳方法の違いと特徴を知り、コスト、安全性、精度など重視するポイントを決めて適切に使い分けることが大切です。

最適な動画翻訳方法で最適な訴求を

動画翻訳と言っても、目的が異なれば求められる翻訳精度も異なります。また、字幕のみでよいのか、テロップなどが必要なのか、現地向けの最適化であるローカリゼーションまで必要なのかなど、視聴者、動画の利用目的に合わせて翻訳方法を変える必要があるでしょう。

動画翻訳方法でも、YouTubeと動画翻訳アプリ・ソフトは機械翻訳による字幕の翻訳であるのに対し、翻訳会社の動画翻訳は人の手による翻訳です。また、翻訳会社に依頼するのであれば、字幕だけでなく吹き替えを選ぶことも可能です。

グローバルに多言語で発信したい、外国語の動画を日本語に翻訳したいなど、目的が異なるだけでなく、個人で楽しみたいから精度が高くなくても無料の方法でもよいなど、選ぶ基準もそれぞれです。また、企業イメージを損ないたくないから翻訳会社に依頼して、ローカリゼーションまでしっかりと行って、グローバルに訴求したいのであれば、動画編集まで行っている翻訳会社に依頼するとよいでしょう。

十印の動画翻訳

十印では、動画の翻訳・作成を承っています。映像のスクリプト翻訳、字幕・テロップ入れ、ナレーターによる吹き替え、最終ファイルの作成など動画編集まで、映像翻訳全般にわたるサービスへの対応が可能です。ご予算に合わせて、ナレーターによる吹き替えよりも低コストの、機械音声による吹き替えもお選びいただけます。吹き替え後の動画編集などの映像翻訳だけでなく、動画の企画・撮影・編集など、翻訳の枠を越えた多言語での動画作成全般を承ります。

他にも、研修・学習のeラーニングに使われる映像・音声のコンテンツや問題集の内容のローカライズ、テロップや資料・現地に合わせた映像の差し替えなどの一部修正、コンテンツのBGMや専門性の高いCGの作成など、お客様のご要望に合わせた動画作成・編集全般に関してご相談いただけます。

動画翻訳、多言語動画への翻訳サービスなど、十印の動画サービスの詳細に関しては、どうぞお気軽にお問い合わせください。

まとめ

十印では、半世紀にわたる翻訳に関するノウハウをもとに、製品特徴や企業・ブランドのイメージを正確に伝える翻訳を行っています。商品やブランドのストーリーを伝えられる、字幕翻訳、吹き替え、動画編集・映像作成など、動画に関するすべての作業で、グローバルビジネスでの訴求効果を上げるお手伝いをします。

グローバルな訴求で重要な現地向けに最適化された内容、理解されやすい映像翻訳など、対象言語へのローカライズでわかりやすい動画翻訳を行い、動画マーケティングを成功へと導きます。

最適な動画翻訳で動画マーケティングをお考えなら、是非、十印にご相談ください。

十印の動画(映像)翻訳/制作、
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▶著者紹介

株式会社十印 マーケティング部
石川弘美

1990年に株式会社十印に入社し、マニュアル制作に従事。日本語原稿の書き起こしから、多言語マニュアル制作のディレクションまで、幅広い業務を担当。                   
2002年より、ローカリゼーション・プロジェクトのマネジメントを中心業務とし、同社の数々の大型プロジェクトの進行管理を担当。2009年よりはマーケティング部にて宣伝広報活動とともにマーケティング活動を行う。2018年より一般社団法人日本翻訳連盟理事、アジア太平洋機械翻訳協会理事。

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