2017.09.07

今話題の機械翻訳をうまく導入するには?

機械翻訳を導入したい・・・けれどどうすればいい?

NMT(ニューラルネットワークシステム)の登場により、格段に流暢さが向上したといわれる機械翻訳ですが、実際にどの程度性能が向上したのでしょうか。
Google社のNMT(ニューラルネットワークシステム)とNICT(情報通信研究機構)の「みんなの自動翻訳」のSMT(統計的機械翻訳システム)を使用して、実際の文書でどの程度効率化できるかを測定し、機械翻訳の国際学会MT Summitにて発表しました。(2017年9月20日)

■調査内容
1)機械翻訳で翻訳した後に、人間の翻訳者による修正(PE=Post Edit)を行い訳文を完成させる
2)すべてを人間が翻訳して訳文を完成させる
3)1と2の作業にかかった時間の差を測定する

■調査結果
Google社のNMT、NICTの「みんなの自動翻訳」(SMT)のいずれも、人間による翻訳よりも効率化できることが分かった。


今までの機械翻訳では品質が今一つで、却って修正による手間がかかり、最初から人間による翻訳を行った方がスピードもコストもかからなかった・・・といったことがありました。
しかし、機械翻訳エンジンの性能の向上により、ドキュメントの種類によっては機械翻訳+人間によるPEを行った方が、効率化できるといえる時代になりました。
2020年の東京オリンピックを控えてインバウンド用に使用できる機械翻訳ツールをリリースしているメーカー様も多くあります。

この流れに乗って機械翻訳を取り入れたいという企業様からのご相談を受けることが増えました。
ドキュメントの種類、どの言語からどの言語に翻訳するのか、訳文の用途などによって、機械翻訳の導入効果や翻訳エンジン(NMTかSMTか)は変わってきます。
機械翻訳に関心はあるけれど、具体的にどのようなものなのかよくわからない。業務への導入にはセキュリティに不安があるし、何を準備すればいいのか・・・など、数々の疑問を持たれるかと思います。
この疑問はどこに持っていけばいいのでしょうか?

◆機械翻訳導入セミナーを行います(11月10日)

みなさんの疑問にお答えするセミナーを開催します。
最新の機械翻訳技術をご紹介し、ユースケースに応じて機械翻訳を有効利用するためのポイントをお知らせします。
詳細は以下をご覧ください。
「機械翻訳セミナー開催のお知らせ」
会場でお目にかかれますのを楽しみにしております。

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