機械翻訳がより重要に!在留外国人・訪日外国人の現状
ひと昔前に比べて日本に滞在している外国人が多くなりました。職場で外国人と一緒に仕事をしているという方もいるかもしれません。そして、外国人が増えれば増えるほど機械翻訳の重要性も高くなります。
ここでは、在留外国人・訪日外国人の現状や外国人が増えることによって起こりうる問題、さらに在留外国人・訪日外国人に対応するための機械翻訳の活用方法などについてまとめました。
在留外国人・訪日外国人は増えている
COVID-19の影響で、以前在日外国人の増加に陰りが見えますが、2019年時点では、日本で暮らす、あるいは日本に訪れる外国人の数は、10年前、20年前と比べるて格段に増えています。とくに東京や大阪などの都会においては、その違いが顕著に表れているといえるでしょう。
2019年6月時点において、在留外国人の数は以下のようになっています。
永 住 者:78万3,513人
技能実習 :36万7,709人
留 学:33万6,847人
特別永住者:31万7,849人
技術・人文知識・国際業務:25万6,414人
合 計:282万9,416人
合計の在留外国人の数は2018年と比べると1年間で10万人近く増加しており、かなりのスピードで在留外国人が増えていたことが分かります。なお、在留外国人の数が多い国としては中国がトップで、それ以降は韓国、ベトナム、フィリピン、ブラジルと続いています。
そして、2019年の訪日外国人の数は3,188万人でした。2011年の訪日外国人数は621.9人であり、それ以降は右肩上がりで訪日外国人の数が増えています。とくにヨーロッパやオーストラリア、東南アジアから訪れる外国人の数は増えており、それに伴って消費金額も増えています。
2020年以降はCOVID-19の影響で在留外国人・訪日外国人は減少しましたが、終息した後にはまた外国人の数が増える可能性が高いといえるでしょう。
在留外国人・訪日外国人の増加によって起こる問題
在留外国人や訪日外国人が増加することによって、それまではなかった問題が起こることもあります。ここでは、外国人増加に伴って起こる主な問題についてみていきましょう。
■職場内でのコミュニケーション不足
最近では積極的に外国人労働者を受け入れている企業が多く、外国人とともに働く機会は多くあります。しかし、日本語が流暢ではない外国人労働者は少なくありません。そのため職場内でのコミュニケーションが上手くいかず、仕事の質が落ちたり職場の雰囲気が悪くなったりする可能性は十分にあるといえるでしょう。
■観光客とのコミュニケーション不足
外国人労働者は多少なりとも日本語を話せることが多いといえますが、観光客は日本語を全く理解できないことがほとんどです。そのため、観光施設などで観光客との間でトラブルが起こることは少なくないようです。
■翻訳する文書の増加
外国人の数が多くなると、それだけ翻訳する文書の量も多くなります。例えば外国人を雇った場合、外国語でのマニュアルを作成しないといけないかもしれません。翻訳業務が多くなることによって、社員の負担が大きくなることは想像に難くないといえるでしょう。
■医療現場における外国人患者への対応
多くの医療現場では、外国人が来院した場合の通訳体制が整っていません。しかし、意思疎通が正しくできないと健康問題に発展します。最悪の場合には命にかかわるケースもあるといえるでしょう。
機械翻訳がますます重要に
少子高齢化が深刻化している日本にとって、在留外国人・訪日外国人の増加は喜ばしいことです。その一方で、様々な問題に頭を悩まされている人が多いことも事実です。そこで利用したいのが、機械翻訳です。機械翻訳を有効活用することによって、日本人にとっても外国人にとっても暮らしやすい地域社会づくりが可能になるといえるでしょう。
■コミュニケーションの円滑化
機械翻訳を利用すれば、職場内でのコミュニケーションを円滑にすることができます。仕事の効率が上がるのはもちろんのこと、職場の雰囲気も良くなるといえるでしょう。また、機械翻訳を使えば観光客とスムーズにコミュニケーションを取ることも可能です。
■翻訳業務における時間短縮
翻訳業務にかかるスピードをかなり短縮できるようになります。そのため、翻訳して提供できるドキュメントを増やすことができます。また、スピーディーな判断が必要となるビジネスの場でも、即時に情報を収集して判断する材料となります。
■外国人患者が安心できる病院づくり
問診票や同意説明文、施設案内、掲示物、案内マップ、治療関連資料などを翻訳することによって、外国人患者が安心して来院することができます。また外国人患者をターゲットにプロモーションを行うのであれば、ホームページやカタログの翻訳も効果的だといえるでしょう。
十印の機械翻訳なら、簡単に高性能な機能を使えます
ここでご紹介したように、在留外国人や訪日外国人の数はひと昔前と比べて非常に多くなっています。そして、当然ながら外国人増加に伴って問題が起こることも考えられます。問題に迅速に対処するためには、機械翻訳の活用が非常に有効だといえるでしょう。
十印では、1980年代前半から本格的に機械翻訳に取り組んできました。国立研究機関で開発した高精度な機械翻訳エンジンをご提供しています。また、適切な機械翻訳の運用をお手伝いしています。機械翻訳の活用を検討しているという方は、ぜひ気軽に十印までお問い合わせください。
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