2022.04.04

海外マーケティングを効率よくする方法

近年、日本の企業の海外進出は、もはや珍しくはなくなりました。グローバルビジネスで成功するためには、現地の市場を知り、現地の状況に合わせたマーケティング手法を使うことが有効です。

海外マーケティングというと、日本語からの翻訳がポイントと思いがちです。しかし、実際には、翻訳と、翻訳以上に大切なことがあります。

今回は、海外でのマーケティングを効率よくする方法を解説します。

現地のメディアの情報を無料で手に入れる

グローバルビジネスでは、海外にサービスや商品を展開するにあたり、市場調査が必要です。もちろん、海外進出をしてみてから徐々に改善や対策を採る方法でもよいのですが、リスクが大きすぎ、一般的には避けられる手法です。そのため、現地の情報を収集する必要がありますが、現地に人を送ったり、現地の企業に情報収集を代行したりしてもらうと、当然ながら、それなりのコストがかかります。

そのため、日本から入手できる情報として、テレビやラジオ、インターネットでの情報収集が考えられます。近年ではインターネットの普及と共に、1次メディアだけでなく、ポータルサイト、オウンドメディア、キュレーションメディア、バイラルメディア、SNSなど、数多くのメディア情報を、無料で簡単に手に入れることができるようになりました。日本語メディアでの情報収集が難しい場合でも、現地語または英語などによる言語の情報がウェブ上で容易に入手可能となり、以前と比べて、海外におけるマーケティングが効率よくできるようになったと言えるでしょう。

機械翻訳で効率よく情報収集

現地のメディアを通じて市場傾向の情報を入手し、現地の特性を分析するためには、メディアのコンテンツの内容を理解できる言語、一般的には日本に翻訳する必要があります。英語が問題なく理解できるというケースもあるでしょうが、その場合でも英語圏以外で現地の情報を得るためには、現地の言語に精通している必要があります。

一般的にインターネット上に公開されている情報は、安全面から無料の翻訳機能を使った翻訳自体に問題はありません。しかし、訳出されたものが正確であるかどうかはよくわからない、という問題が起きてきます。そこで、自動翻訳した訳文を専門の翻訳会社に依頼して確認または翻訳し直してもらう必要があります。しかし、訳文を更に翻訳すると原文のチェックとの二重手間になり、かえって時間もコストもかかる可能性もあり、また、本来の意味とかけ離れた翻訳になってしまうリスクもあります。

翻訳で情報分析しターゲットを絞る

AI翻訳の進化と共に、膨大な量の文章が短時間で機械翻訳できるようになりました。翻訳会社の提案するAI翻訳の場合、すでに人間が翻訳するのとほぼ遜色ないレベルに達しています。そのため、精度の高い翻訳機を使えば、大幅な時間とコストの削減が可能となります。現地での外注で精度の高くない翻訳になり、時間もコストも無駄にするよりも、翻訳ツールの導入を選んだほうが、コストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。

翻訳により、現地の嗜好、政治的・宗教的特性、消費傾向などの情報を分析ができたら、どのような企業・ブランドイメージでどのようなターゲットのために訴求するのか、進むべき方向性を定めましょう。

現地の目線でローカライズとトランスクリエーションを

海外への市場に進出する際は、ローカライズは必須です。現地の状況に合わせてターゲットが絞られ、目指す方向性が決まれば、ローカライズを成功させられるように、トランスクリエーションをしてみましょう。

日本人とは感性の違う、文化・政治・宗教的背景の違う国でマーケティングを成功させるには、単なる日本語からの翻訳よりも、より現地の人に受け入れられるような、現地の人の目線でのトランスクリエーションを使ったマーケティング手法が有効となります。

十印は、最適な翻訳、トランスクリエーションをお客様と共に作り上げて、最も効果的な方法で、現地の消費者の心を掴むマーケティングのお手伝いを致します。

十印のT-tact AN-ZIN®

十印では、クラウド型の自動翻訳システムT-tact AN-ZIN®を提供しています。国家プロジェクトで収集した「翻訳バンク」に蓄積された大量で質の良い翻訳データを使用して作成したTOEIC960点相当の高性能のAI翻訳エンジンを実現しました。

Microsoft Officeの製品上での直接翻訳も可能で、PDFファイルの翻訳もできるため、ウェブ上で見つけたデータを手軽に素早く翻訳できます。

翻訳された内容が正確かどうかの確認できる逆翻訳機能もあり、訳文をクリックするだけで手軽に使える、自動翻訳システムです。

また、ユーザー数に制限がないため、社員全員が利用できるというメリットもあります。

T-tact AN-ZIN® に関する詳しい情報は、こちらからご覧ください。

まとめ

十印では、1980年代より機械翻訳の発展に寄与してきました。現在も総務省や国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)での国家プロジェクトに賛同し、協力しています。NICTで作成するAI翻訳を簡単に低コストでご利用いただけるT-tact AN-ZIN®をご提供しています。

また、グローバルなネットワークを通じてコピーライトに通じた翻訳者に発注できるため、単なる翻訳にとどまらない訴求力の高い翻訳が可能です。

十印のサービスをご検討の際には、こちらからご相談ください。

backtotop