2022.04.04

企業の翻訳事務作業を機械翻訳で簡素化しよう

近年、グローバル化に伴い、翻訳を必要とする企業が増えています。しかし、業務に支障のないレベルでの外国語を使える人材を十分に抱えている企業は、そう多くはないでしょう。メール、または社内のグローバル化に伴う社内文書の翻訳など、「外注するにはコストが気になるが、安全面を考えると無料のオンライン翻訳サービスは使いたくない」と悩んでいる企業も多いかもしれません。

限られた時間と予算の中で効率的に翻訳作業を行うには、機械翻訳が便利です。機械翻訳と言っても様々な種類があります。

こちらでは、企業の翻訳作業の効率化を図るために最適な機械翻訳をご紹介しましょう。

外国語でのメールや文書作成に費やす時間が長すぎる

日々の業務の中で、翻訳を専門とした社員が全ての翻訳業務をするのか、各社員が翻訳を含む事務作業を個々にするかは、企業によって様々です。しかし、一般的に外国語が得意でない社員が、例えば英文のメールや社内文書を書くためには、多くの時間と労力を要します。しかも、出来上がったものの正確さに自信がなく、結局英語の得意な社員やネイティブ社員にチェックをしてもらうという手間が掛かり、事務効率はよくありません。チェックを頼まれる側の社員の負担も増え、本来の業務が滞りがちになることも考えられます。

このように、人力に頼る翻訳作業は、決して効率的とは言えません。また、チェックを頼まれる社員の仕事への士気を奪い、人材流失の可能性もゼロではありません。そのため、何らからの改善策が求められます。

手軽な無料翻訳機能サービスと機密漏洩リスク

近年では、無料で使える機械翻訳が多数でき、手軽に翻訳ができるようになりました。以前と比べて、精度の高いものもあり、使ってみた経験のある人も多いかもしれません。しかし、企業の文書の翻訳となると事情は違います。なぜなら、企業という性質上、機密保持や正確性に不安がある翻訳サービスは利用できないからです。

これまでに、ネット上の翻訳サービスを利用して、文章がそのままネット上に公開されていた様々な事例が問題となっています。情報公開範囲の設定を正しく認識していないと、利用者が意図せずとも、機密情報に当たる情報を公開してしまう可能性もあります。社内の機密であるはずの情報を暗号化メールでやり取りしていても、うっかり自動翻訳機にかけ、そのまま情報が世界中で閲覧可能になってしまうという事態は避けたいものです。

このように、安易な無料翻訳機能の利用は、企業にとって大きな損失となる可能性があり、慎重な利用が求められます。

無料翻訳機能の正確性

AI翻訳が登場し、手軽に翻訳ができるようになりました。無料翻訳サービスの場合、ユーザーの加筆修正が可能となっており、ユーザー数が増えれば増えるほど訳語の精度が上がる仕組みです。しかし、一部のユーザーのいたずらにより、本来の訳語と全く関係ない訳語が出てくる場合があります。もちろん、何の問題もない単語・表現も数多くあるのですが、その言語に精通していない翻訳機能を使う必要のあるユーザーが、訳文が正確かどうかを判断することは難しいでしょう。

そのため、現時点では、たとえAIを使った精度の高い翻訳となっていても、無料翻訳機能の正確性には疑問が残ると言えます。

事務作業の効率化を図るために機械翻訳を取り入れるメリット

機械翻訳の正確性と機密性に関して不安があるのであれば、翻訳会社のAI翻訳ツールの導入を検討してみてもよいでしょう。グローバル化の時代の流れの中で、今後ますます外国語を使わない企業は少なくなるでしょう。翻訳のための事務作業の効率化、一部の社員への負担の軽減のためには、翻訳ツールの導入が効果的です。

海外とのやり取りが増え、社内で外国語を使用する機会が増えれば、翻訳ツールの導入により業務を効率化できるでしょう。

十印のT-tact AN-ZIN

十印では、クラウド型の自動翻訳システムT-tact AN-ZIN を提供しています。国家プロジェクト「翻訳バンク」で収集した質の高い翻訳データを使用して作成したTOEIC960点相当のAI翻訳エンジンが利用できます。
一般的な無料翻訳サービスと違い、万全のセキュリティ対策を行っており、また、翻訳データが利用者の許可なく再利用をされることはありません。

翻訳された内容が適切かどうかを確認するために、逆翻訳機能もついているため、訳文をクリックするだけで簡単に確認ができます。

また、ユーザー数は無制限であるため、社員全員が、海外とのメールのやり取りなどの翻訳業務を自分で対応するのに便利です。グローバル社員が本来の業務に集中できるだけでなく、全社員の事務作業の大幅な時間短縮が可能となります。

T-tact AN-ZINについて、詳しくはこちらをご覧ください。

まとめ

十印では、1980年代より機械翻訳の進展に寄与してきました。国家プロジェクトで作成した機械翻訳エンジンを企業内で、簡単に低コストで安全に利用できるサービスをご提供しています。

機械翻訳に興味はあるが運用の仕方がわからない、過去の翻訳資産を活用したい、などのご要望に応じて、お客様の目的に合わせたサービスをご案内致します。

まずは、お気軽にお問い合わせください。

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