2022.03.11

業務の効率化と生産性向上に機械翻訳の上手な活用を

IT化、デジタル化など、近年、業務の効率化と生産性向上のための様々な取り組みは、時代の流れとともに変わってきています。ビジネスのグローバル化により、国内外での競争力を高めるためには様々なビジネス改革を行わねばならず、業務の効率化とコスト削減は、これからの時代で生き残っていくために欠かせない要素です。グローバル化するビジネスでは、翻訳は欠かせません。しかし、翻訳量の増加する一方、コスト削減を迫られ、頭を悩ませている担当者の方も多いことでしょう。

今回は、なぜ翻訳は効率が悪い業務だと言われがちなのか、効率よく翻訳をする方法は何かについてご説明します。

翻訳は効率の悪い業務なのか?

翻訳は本当に効率の悪い業務なのでしょうか。まず、翻訳自体の作業はどうでしょうか。セキュリティ面の問題から、オンラインの無料翻訳機能の使用を禁止している企業も少なくありません。そのため、人の手に頼った翻訳をしていたり、文書全体をオンライン翻訳ツールにかける代わりに、1行ずつコピーアンドペーストをして文書を翻訳したりするのは、非常に効率が悪いでしょう。

また、本来の業務を行うためには翻訳をしてからでなければ取り掛かれない、翻訳した文書をフォーマットに従って入力し直すのも、作業効率が悪いと言えます。

その他にも、全体を翻訳するには膨大過ぎる外国語の資料から必要な情報を抜き出すために時間をかける、翻訳作業に時間を取られて本来の業務が滞りがちな場合なども、全体としての作業効率はよくないと言えるでしょう。つまり、翻訳業務自体の効率が悪い訳ではなく、効率よく翻訳作業ができていないことのほうが問題であり、効率よく翻訳をする方法があればよいのです。

翻訳作業を効率よくするために

翻訳作業の効率化には、まず、翻訳にどれほどの精度が求められているかのレベル分けから始めます。スピードと精度でどちらが大切かというざっくりした分け方でも構いません。例えば、契約書など、間違いの許されない翻訳であれば、人の手による翻訳、または専門分野に特化した機械翻訳後のポストエディットで、精度の高さを優先します。定型文が多い場合は、プレエディット後に専門分野へ特化した機械翻訳、または汎用機械翻訳の利用後にポストエディットなどが考えられます。スピードを優先するのであれば、ざっと目を通して内容の大まかな理解およびポイントのチェック程度でよいならば、機械翻訳で訳出された訳文で十分な場合もあるはずです。

機械翻訳であれば、翻訳者が1日がかりで翻訳する程度のボリュームでも瞬時に翻訳できるため、大きな時間の節約になります。スピードと精度、専門性などを鑑み、最適な翻訳方法を見つけ、効率よく翻訳をしましょう。

ファイルごと翻訳とレイアウト保持で業務の効率化を

機械翻訳を使った翻訳では、元の文書を一旦翻訳ツールにコピーアンドペーストしなければならないツールもあります。その場合、翻訳終了後に新たな資料を作り直す必要があり、手間と時間がかかります。

また、翻訳された文書のボリュームが言語によって大きく変わってしまえば、レイアウトし直さなければなりません。そのため、機械翻訳機能を使うのであれば、ファイルごと翻訳ができ、レイアウトの保持も可能な機械翻訳ツールを選ぶようにするとよいでしょう。対応フォーマットから直接翻訳できるため、大幅な業務の効率化が図れます。

十印のAI機械翻訳「T-tact AN-ZIN」

十印のAI翻訳「T-tact AN-ZIN」は、安全性の高い機械翻訳ツールです。暗号化通信で万全のセキュリティー環境でご利用いただけるため、情報漏洩の心配はありません。IPアドレス制限機能もあり、利用者の許可なく翻訳結果を再利用しないため、安心してご利用いただけます。

国家プロジェクトで作成した「T-tact AN-ZIN」は、TOEIC960点相当の精度の高いAI翻訳エンジンです。「翻訳バンク」に蓄積された大量で質のよい翻訳データの収集により、今までの機械翻訳と比べ高品質な翻訳が可能となりました。

PDFも翻訳できるファイル翻訳や、マイクロソフト社のオフィス製品上で直接翻訳できるプラグイン機能により、ビジネスシーンで必要なファイルの翻訳も簡単にできるため、作業効率が格段によくなります。

翻訳された内容が正確かどうか確認できる逆翻訳機能は、訳文をクリックするだけで手軽に使えるため、原文を再調整しながら機械翻訳だけで翻訳作業を完了することも可能です。

日本語と対象言語だけでなく、英語と対象言語の翻訳など対応している言語も多く、誰でも翻訳作業ができるようになりました。また、ユーザー数に制限がないため、社員全員誰でも利用できるというメリットもある自動翻訳システムです。

まとめ


十印では、半世紀にわたって翻訳に関するノウハウを培ってきました。機械翻訳導入の際にも、用語集や過去の翻訳資産を活かす方法、機械翻訳に適切な原文の作り方など、翻訳に関わる運用方法を支援いたします。

十印のAI翻訳「T-tact AN-ZIN®」は音声翻訳ではなくテキスト翻訳行うツールになっていますが、総務省とNICTが日本語コーパスを収集しているエンジンを使用しており、高精度な機械翻訳が可能となっています。

機械翻訳導入をお考えの際には、ぜひ十印にご相談ください。

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