2023.11.09

字幕翻訳にトランスクリエーションを使おう

動画が手軽に見られるようになった昨今、字幕を目にする機会が増えました。ニュースなどでも字幕やテロップが増え、もはや字幕は動画の言語に関わらず使われるものとなっています。
グローバルビジネスでは、多言語による訴求が必要です。動画に対象地域で使われている言語の字幕をつけて多言語化し、動画再生数を増やせるようになります。
本稿では、動画と字幕翻訳の特徴・メリット、トランスクリエーションを使った字幕翻訳について解説していきます。

動画の一部になった字幕

字幕と言えば、外国映画の画面下の字幕をイメージされる方もおられるかもしれません。近年では字幕と言っても映画とは限らず、今やニュースをはじめとした多くの動画に、字幕がつけられるようになりました。字幕だけでなく、テロップが使われる場合もあり、動画に追加情報として文字が含まれていることに違和感を抱く人はまずいないでしょう。
日常的に字幕を目にする機会が多くなった視聴者にとって、字幕のおかげで動画の理解を深めたり、別の言語からの翻訳を字幕として見たりは、ごく自然になりました。そのため、もはや字幕は動画の一部であり、欠かせないものとなりつつあります。

動画翻訳に字幕を使うメリット

動画翻訳は、吹き替えと字幕の2種類があります。どちらもそれぞれにメリット・デメリットがありますが、字幕を選ぶ3つの大きなメリットは次の通りです。

1. より多くの人に視聴してもらえる
字幕つき動画は、より多くの人に視聴してもらえるアクセスビリティの向上に貢献します。耳が不自由な方や、お年寄りでも内容が理解しやすいため、より多くの人に視聴してもらえます。

2. 音声なしでも動画の内容が理解できる
動画の視聴環境によっては、音声が聞けない状況である可能性もあります。マナーモードでの視聴や、周囲に雑音が多い状況などでも、字幕つき動画であれば問題なく内容が理解できます。

3. 字幕でSEO効果を向上させ動画コンテンツへのアクセスをアップ
動画コンテンツに字幕をつけるメリットは、YouTubeやGoogleといった検索エンジンで上位に表示させるSEO効果が期待できることです。

このように、動画を字幕翻訳するメリットは多く、音声による吹き替えにはない効果があります。

動画翻訳の字幕の特徴

字幕翻訳の特徴は、元の動画に別の言語で字幕をつけるところです。そのため、次のようなポイントに注意する必要があります。

1. 長い訳文は避け字幕はコンパクトにまとめる
言語にもよりますが、翻訳では長い文になりがちです。長い字幕は読みづらいものです。原文に忠実であるよりも、読みやすさを優先し、できるだけコンパクトにまとめられるようしたほうがよいでしょう。
また、話し言葉と書き言葉は異なります。単なる文字起こしの翻訳にならないように注意する必要があります。

2. 翻訳言語にはぴったりの訳語が存在しない場合でも字幕での長い説明は避ける
1と似ていますが、字幕に長い説明文は避けたいものです。読みやすさを考え、長い説明をつける代わりに意訳などを上手に使ってポイントを説明する翻訳が望ましいでしょう。

3. 対象地域向けに必要に応じてコンテンツの差し替えなどを行う
対象地域によっては様々な理由で既存のコンテンツがそのまま使えない場合もあります。また、e-learningなどで、内容をそっくり差し替える必要もあるかもしれません。字幕翻訳をする際は、対象地域向けに字幕をつけるだけでなく、コンテンツも変える必要がある可能性を考えましょう。

4. コンセプトに合わせてトランスクリエーションを使う
コンパクトに意訳を使った字幕をつけるなら、クリエイティブな翻訳トランスクリエーションを使ってみるのも一案です。商品やブランドのコンセプトに合わせて、コピーライティングのように使われるトランスクリエーションで、効果的な字幕をつけてみましょう。

このように字幕翻訳は、単なる動画音声の文字起こしではなく、別の言語による動画の作り直しの側面もあると理解するとよいでしょう。

動画の字幕翻訳におけるSEO対策

SEOとは「Search Engine Optimization (検索エンジン最適化)」の略語で、検索エンジンの上位表示により、より検索ユーザーに評価されるようにする施策です。膨大なデータベース上のWebページの中から、上位表示によって、検索ユーザーの目に留まりやすくし、閲覧数を増やすことができます。
動画コンテンツを上位表示させるには、検索エンジンのアルゴリズムを理解したうえでSEO対策を行う必要があります。サムネイルのタイトルやタグ付け、テキストデータとしての字幕など、動画コンテンツの内容をウェブ上で見つけやすくするための対策をとれば、検索エンジンでの上位表示が目指せます。

翻訳したい動画に字幕をつける方法

動画を翻訳して字幕をつけるには、自動翻訳ツールを利用する方法と、翻訳会社に依頼する2つの方法が考えられます。

・自動翻訳ツール
代表的なものとしては、YouTube翻訳とGoogle翻訳が挙げられます。いずれも無料翻訳ツールで、文字起こしの翻訳としては大変便利ですが、ビジネス向けには精度が気になるところです。その他にも、翻訳アプリやその他の自動翻訳ツールは数多くありますが、いずれも翻訳内容が必ずしも正確でないため、正確さを期するビジネスでの利用には注意が必要です。

・翻訳会社などプロの翻訳者による翻訳
当然ながらコストがかかります。しかし、異なる言語間のニュアンス、字幕翻訳に適した翻訳方法、ローカリゼーションやトランスクリエーションといった、求められる翻訳に最適な翻訳方法などを使い、最適な翻訳を可能にしてくれます。
キャッチコピー的な要素のあるトランスクリエーションをはじめとし、伝えたいブランドイメージやメッセージの選択など、正確に希望通りに翻訳できるのも人力ならではです。タイトルにトランスクリエーション使い、SEO対策を行うことも可能です。
他にも、ローカリゼーションでは、コンテンツの一部差し替えなど、動画自体の編集作業が必要になる場合もあります。動画の編集作業も、対象地によってローカライズする必要があるため、言語のみならず現地の状況に知見のあるスタッフがいる翻訳会社や動画作成会社が望ましいでしょう。

このように、無料翻訳ツールと翻訳会社などのプロの手による翻訳とでは、それぞれにメリット・デメリットがあります。目的に合わせて、最適な翻訳方法を選びましょう。

十印の字幕翻訳と動画翻訳

十印では、動画の翻訳・作成を承っています。字幕翻訳だけでなく、テロップ入れ、最終ファイルの作成など動画編集まで、映像翻訳全般にわたるトータルサービスをご提供します。動画編集などの映像翻訳以外でも、動画の企画・撮影・編集など、翻訳の枠を越えた多言語による動画作成全般への対応も可能です。
他にも、研修・学習のe-learningに使われる映像・音声のコンテンツや問題集の内容のローカライズ、テロップや資料・現地に合わせた映像の差し替えなどの一部修正、コンテンツのBGMや専門性の高いCGの作成など、ご要望に添った動画作成・編集全般に関するご相談を承ります。
字幕翻訳をはじめとした動画翻訳、多言語動画への翻訳サービスなど、十印の動画サービスの詳細に関しては、どうぞお気軽にお問い合わせください。

まとめ

十印では、半世紀にわたる翻訳に関するノウハウをもとに、製品特徴や企業・ブランドのイメージを伝える翻訳を行っています。字幕翻訳、吹き替え、動画編集・映像作成など、動画に関するすべての作業で伝えたいメッセージを伝え、グローバルビジネスでの訴求を成功させるお手伝いをします。
現地向けに最適化された内容、理解されやすい映像翻訳など、対象言語へのローカライズやトランスクリエーションでメッセージが伝わりやすい動画翻訳を行い、動画マーケティングの成功へと導きます。
最適な動画翻訳で動画マーケティングをお考えなら、是非、十印にご相談ください。

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