動画マーケティングを活かす動画翻訳とは?
5Gの普及をはじめとした通信環境の改善や通信機器の発達と共に、動画の視聴時間は世代を問わず伸びています。いまや動画は、マーケティング戦略にはなくてはならないツールであり、国内に限らず、国際マーケティングでも動画によるアプローチは欠かせません。
しかし、地域によっては国内向けとは異なる課題があったり、翻訳をする必要があったり、国際マーケティング向け動画はハードルが高い、と感じているご担当者も多いのではないでしょうか。
本稿では、国際マーケティングでどのように動画を活用すればよいのか、効果的な翻訳手法を具体的に説明していきます。
動画マーケティングでできることは?
動画マーケティングとは、動画により商品やサービスなどについて発信し、魅力について知ってもらうためのマーケティング手法です。具体的には、企業やブランドのプロモーションビデオ、YouTubeでの商品紹介、研修、学習などが挙げられます。
情報量が多く、テキストでは伝えにくい雰囲気やイメージを伝えられる動画は、BGMや画像のーンで企業やブランドイメージを伝えられるところが魅力です。企業のカラーを出しやすいためブランディングがしやすく、企業にとっては魅力的な方法です。
また、視聴者のターゲティングにも適しているため、ターゲット顧客のニーズに応える動画作成ができれば、視聴率や拡散率を上げることも可能です。
動画マーケティングのメリット
かつて動画マーケティングといえば、テレビCMが主流でした。近年では、動画はYouTubeやTikTokなどの動画プラットフォームで見るケースが多く、世代を問わずにさまざまな媒体で動画を視聴する傾向が広がっています。スマートフォンからの動画視聴が伸びており、視聴者にとって動画が見たいタイミングで見られるのは魅力的です。そのため、今後も動画広告をマーケティングに利用する企業は増えていくと予想されます。
動画プラットフォームを利用した動画マーケティングは、テレビCMと比べてコストを抑えた動画出稿が可能になり、企業はこれまでより簡単に動画をマーケティングに活用できるようになりました。
また、動画配信プラットフォームは、視聴時間、動画からの遷移率などのKPIデータが得られるため、視聴者のデータ分析からPDCAサイクルを素早く回して改善できるところも魅力です。
動画の国際マーケティングの注意点:翻訳とローカリゼーション
グローバル化が進む昨今、動画の翻訳機会も増えています。市場機会の拡大のためには、いかに動画で効果的な国際マーケティング展開をするかが重要になってきます。
翻訳をする際も、単なる吹き替えや字幕では十分ではありません。国際マーケティングでは、現地向けに最適化するローカリゼーションが大切です。国際マーケティングでは、ローカリゼーションで現地の習慣・宗教などに配慮した動画作成が欠かせません。
例えば、ユニリーバは、シャンプーの動画広告をマレーシアで出稿する際、イスラムの戒律に配慮して、女性の髪を見せない工夫をしました。
このように、動画を翻訳するだけでは動画を使った国際マーケティングの成功は望めません。現地の習慣や嗜好に合わせるように動画のコンセプト・デザインなども最適化し、国際マーケティングで訴求力アップを目指しましょう。
十印の動画翻訳
十印では、動画の翻訳・作成を承っています。映像のスクリプト翻訳、字幕・テロップ入れ、ナレーターによる吹き替え、最終ファイル作成などの動画編集まで、映像翻訳全般にわたるサービスのご利用が可能です。ご予算に合わせて、ナレーターによる吹き替えよりも低コストの、機械音声による吹き替えもお選びいただけます。映像翻訳以外にも、吹き替え後の動画の企画・撮影・編集など、翻訳の枠を越えた多言語での動画作成全般へ対応いたします。
研修・学習のeラーニングに使われる映像・音声のコンテンツや問題集の内容のローカライズ、現地に合わせた映像やテロップの差し替えなどの一部修正、コンテンツのBGMや専門性の高いCGの作成など、お客様のご要望に合わせた動画作成・編集に関するご相談を承ります。
国際マーケティングで必要な動画翻訳、多言語動画への翻訳サービスなど、十印の動画翻訳サービスの詳細に関しては、どうぞお気軽にお問い合わせください。
まとめ
十印では、半世紀にわたる翻訳に関するノウハウをもとに、製品特徴や企業・ブランドのイメージを伝える翻訳を行っています。商品やブランドのストーリーを伝えられる字幕翻訳、吹き替え、動画編集・映像作成など、動画に関するすべての作業で、動画を使ってグローバルなビジネスでの訴求を成功させるお手伝いをします。
現地向けに最適化された内容、共感を呼ぶ映像翻訳、対象言語への適切なローカライズとブランディングでわかりやすい動画翻訳を行い、動画による国際マーケティングを成功へと導きます。
動画翻訳で動画マーケティングをお考えなら、是非、十印にご相談ください。
▶著者紹介
株式会社十印 マーケティング部
石川弘美
1990年に株式会社十印に入社し、マニュアル制作に従事。日本語原稿の書き起こしから、多言語マニュアル制作のディレクションまで、幅広い業務を担当。
2002年より、ローカリゼーション・プロジェクトのマネジメントを中心業務とし、同社の数々の大型プロジェクトの進行管理を担当。2009年よりはマーケティング部にて宣伝広報活動とともにマーケティング活動を行う。2018年より一般社団法人日本翻訳連盟理事、アジア太平洋機械翻訳協会理事。