2025.03.07

エンタメ翻訳はトランスクリエーションで最適化

近年、エンターテインメント(以下エンタメ)の言葉の壁は低くなり、どこで作られたかにかかわらず楽しめるようになりました。制作された地域や言語にかかわらず世界中でエンタメを楽しめるようにするためには、翻訳が欠かせません。

しかし、気になるエンタメが翻訳されておらず楽しめない場合もあります。自分で翻訳しようと自動翻訳ツールを使っても、思うような結果が出せず、エンタメを楽しめなかった方も多いかもしれません。

本稿では、エンタメを快適に楽しむために欠かせない翻訳にトランスクリエーションを利用し、最適化する方法について解説していきます。

エンタメ翻訳に自動翻訳ツールは使えない?

近年、自動翻訳ツールは目覚ましく発達し、さまざまなシチュエーションで利用されています。年々精度も向上し、ビジネスなどでも利用される機会も多くなりました。エンタメを翻訳した経験のある方もいるかもしれません。しかし、エンタメは、映画やドラマ以外ではなかなか翻訳ツールを利用するのは難しく、映画やドラマでも必ずしも正確に翻訳されるとはかぎりません。エンタメの種類によっては、自動翻訳ツールを使い自分で翻訳をしたものの、意味がわかりにくかった、表現が不自然だったという経験がある方もいるのではないでしょうか。それは、いかに精度が向上したといっても、自動翻訳ツールでは状況に合わせた翻訳ができないからです。

エンタメ翻訳にトランスクリエーションを使う理由

エンタメ翻訳に最適な方法には、トランスクリエーションがあります。トランスクリエーションは、マーケティング翻訳とも呼ばれ、キャッチコピー的な役割も担える翻訳手法です。

エンタメ視聴者にとって、自然な翻訳となるため、エンタメを楽しむのに最適です。

また、作成側にとっても、エンタメの世界観や魅力を言語の壁にかかわらず伝えられるトランスクリエーションは、訴求効果が高い翻訳方法となります。

トランスクリエーションでは、あえて翻訳しない部分を作ったり、語順を変えたり、意訳をしたりと、クリエイティブに別の言語へと変えるため、翻訳よりも自由な表現が可能です。さらに、現地向けに最適化することで、より作品の楽しさを伝えられるようになります。

このように、エンタメ翻訳を楽しんでもらうためには、トランスクリエーションが適しているのです。

エンタメ翻訳でトランスクリエーションを使うメリット

エンタメ翻訳といっても、分野によって翻訳のスタイルは異なります。エンタメの種類・ターゲット顧客に合わせたトランスクリエーションで最適化するには、トランスクリエーションを行う翻訳者に、翻訳知識だけでなく、感性や経験といったものが求められます。例えば、ゲームを全くしない翻訳者が、空気感がわからないまま翻訳したゲームでは、おそらくゲームの世界観をプレイヤーに伝えることは難しいでしょう。結果として、プレイヤーにゲームの魅力が伝わらず、キャラクターへの感情移入ができず楽しめない、続けたくないと感じてしまうかもしれません。

一方で、質の高い翻訳は、顧客の満足へとつながります。ファンになってもらえれば、長期にわたって利用してもらえる可能性が高くなります。

また、ある言語での成功は、別の言語への翻訳のオファーにつながる可能性もあります。

このように、エンタメ翻訳にトランスクリエーションを利用するメリットは、はかりしれません。AIが発達した今でも、人間にしかできない翻訳であるトランスクリエーションを使えば、エンタメの訴求効果や売り上げの向上に貢献するでしょう。

十印のエンタメ向けトランスクリエーション

常にお客様にベストな翻訳を目指す十印では、エンタメに特化した翻訳サービス、トランスクリエーションサービスを提供しています。お客様の伝えたいメッセージを、十印のノウハウと技術力で、ターゲット層向けに最適な翻訳で言語化します。

十印のトランスクリエーションを使ったエンタメ翻訳は、マーケティング効果を高め、ターゲット顧客向けに特化した翻訳で心を掴み、グローバルなエンタメビジネスの成功へと導きます。効果的なエンタメ翻訳なら、是非、十印のトランスクリエーションをご利用ください。

まとめ

十印では、半世紀にわたる翻訳に関するさまざまなノウハウをもとに、製品特徴や企業、ブランド、商品のイメージを伝えるために、言葉や文化の壁を乗り越えた翻訳を行っています。ご要望に合わせ、原文に忠実な翻訳から、ローカリゼーションによる最適化、ストーリーや世界観を伝えるトランスクリエーションなど、幅広い翻訳技術で、世界という舞台での成功をお手伝いします。

エンタメ翻訳にも力を入れており、映画やドラマのタイトルやあらすじ、コミックの翻訳や写植まで行っています。

ビジネスからエンタメまで、ターゲット顧客やエリア・商材に合わせた翻訳はもちろん、現地向けに最適化された理解されやすいローカリゼーション、印象に残るトランスクリエーションで、顧客満足度を高める翻訳は、技術力のある十印だからこそです。

トランスクリエーションを始めとする顧客満足度の高い翻訳をお考えなら、どうぞお気軽に十印にお問い合わせください。

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▶著者紹介

株式会社十印 マーケティング部
石川弘美

1990年に株式会社十印に入社し、マニュアル制作に従事。日本語原稿の書き起こしから、多言語マニュアル制作のディレクションまで、幅広い業務を担当。
2002年より、ローカリゼーション・プロジェクトのマネジメントを中心業務とし、同社の数々の大型プロジェクトの進行管理を担当。2009年よりはマーケティング部にて宣伝広報活動とともにマーケティング活動を行う。2018年より一般社団法人日本翻訳連盟理事、アジア太平洋機械翻訳協会理事。

#エンタメ翻訳
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