2018.01.31

翻訳会社が行う「ローカリゼーション」とは

日本のコンテンツを海外で展開する場合、あるいは海外のコンテンツを日本で提供する場合、「ローカリゼーション(またはローカライズ)」を実施する必要があります。「ローカリゼーション」は多くの翻訳会社が提供しているサービスです。こちらでは、「ローカリゼーション」の概要や、実施するうえで重要なポイントについてご説明します。

ローカリゼーションとは

「ローカリゼーション(Localization)」とは、「地方化」という意味の英単語です。ソフトウェア制作、Webコンテンツ制作などの世界では、「現地語化」として認識されています。日本の市場で流通しているソフトウェアにはこのローカライズが実施され、日本のユーザーが利用しやすい状態になっています。
異なる言語圏の市場を意識する以上、当然ながらそのコンテンツ言語を変更した方が圧倒的に有利です。日本企業の間でもローカライズは、海外展開を行ううえでの前提的なタスクとして考えられています。

単なる言語の変換ではない!ローカリゼーションで重要なポイント

単なる言語の変換(直訳)を、「ローカリゼーション」と認識している方も少なくありません。しかし、実際のローカリゼーションには言語の直訳以上に高度な仕事が求められます。ローカリゼーションにおいて重要なポイントをご紹介しましょう。

■正確で自然な翻訳
まず、ローカリゼーション対象のコンテンツ内容を正確に翻訳することは前提です。単なる直訳はぎこちないだけではなく、正確性を欠いている場合もあります。ターゲット国のユーザーに情報が正しく、自然に伝わる翻訳を目指す必要があります。

■文化的理解
ユーザーの性別や年齢によって文化は異なります。日本と同様、海外のユーザーもそれは例外ではありません。ターゲットとしているユーザーに応じて、コンテンツの内容や翻訳テキストを適宜変更するのも、ローカリゼーションの一環です。海外向けローカライズの場合、年齢・性別だけではなく、政治・宗教・食生活といった文化への理解も求められます。

■SEO対策
Webコンテンツの露出頻度を上げたい場合、適切なSEO対策が必要です。開拓市場としている国に応じて、コンテンツに含めるべきキーワードは変わります。日本語コンテンツを翻訳する際には、意識的に検索されやすいキーワードをターゲット国に応じて選出すると、露出する頻度は大きく増えるでしょう。

***

ローカリゼーションは単なる言語の変換ではありません。正確で自然な翻訳、文化的理解、SEO対策など、ターゲット国の市場を意識した取り組みが必要です。十印はお客様の業態・サービス・製品を理解し、「本当のローカリゼーション」を提供します。

backtotop