動画翻訳が成功すれば動画再生回数は上がる
多くの企業が、情報提供に動画を取り入れるようになっています。動画視聴が習慣になったユーザが増えているだけでなく、動画で伝えられる情報量の多さというメリットからも、ビジネスに動画を取り入れる傾向は今後も続くものと思われます。
しかし、多くの企業が同じように動画へとシフトする中、差別化を図るのは難しく、動画再生回数が伸び悩んで、困りのご担当者も多いのではないでしょうか。
本稿では、グローバルなビジネス機会が増えた昨今、どのように動画翻訳を行えば動画再生回数を増やせるのかについて説明します。
動画再生回数を増やすためにはVSEO対策を
動画再生回数を増やすには、VSEO対策が欠かせません。VSEO(Video Search Engine Optimization)とは、動画検索エンジン最適化という意味であり、SEOの動画向け対策です。VSEO対策では、投稿した動画がGoogleなどの検索エンジンや、動画共有プラットフォームであるYouTube内での検索時に、上位に表示されるようにする必要があります。
注意したいのは、GoogleとYouTubeでの検索順位が異なる点です。そのため、どちらを優先したいのかによって、キーワードを変える必要が出てくる可能性もあります。
また、同じキーワードでも、言語や地域によって検索順位は異なります。例えば、語で検索順位が1位であるキーワードを日本語に訳しても、必ずしも最も検索されているキーワードとは限りません。そのため動画を多言語化する際には、検索エンジンでの上位表示で動画再生回数を増やすために、対象言語もしくは地域によって最適化すると、VSEO対策の効果が高まります。
動画翻訳の特性とVSEO対策
動画翻訳でVSEO対策効果を上げるには、本文内容の翻訳のみでは十分ではありません。現地のターゲット顧客に効果的なタイトルや見出し、テロップの翻訳、現地の文化的・宗教的特性に配慮した内容への変更など、ローカリゼーションは欠かせません。
また、同じ言語への翻訳でも地域・ターゲット顧客層により、求められるものは異なります。よりマーケティング効果を高めてターゲット顧客向けに最適な翻訳をするためには、現地の市場調査は欠かせません。
翻訳以外でも、動画のVSEO対策としては、好まれるタイトルやサムネイル画像など、現地の嗜好や習慣に合わせてローカライズする必要があります。
このように、テキスト情報でのSEO対策以上に、VSEO対策には考慮すべきポイントがあります。動画翻訳の特性を理解して適切なVSEO対策を行えば、動画再生回数の増加を期待できるでしょう。
動画翻訳でメッセージを届けるには?
ビジネスのグローバル化と共に、動画翻訳はいまやなくてはならないものとなっています。しかし、動画翻訳で届けたいメッセージを伝えるには、一般的な翻訳よりも多くの工程が必要です。なぜなら、テキスト部分の翻訳のみでは文化・習慣・嗜好などの違いから、伝えたいターゲット顧客へメッセージが届かない可能性があるからです。
メッセージを余すところなく伝えて、動画を効果的なマーケティング手法として完成させるには、翻訳、ローカリゼーション、クリエイティブなトランスクリエーションを上手に掛け合わせることが重要です。そのため、字幕や吹き替えの選択を可能にするのはもちろん、必要に応じて、トランスクリエーションやローカリゼーションを行ったり、BGMやテロップなどをはじめとした内容の差し替えを行ったりして、現地のターゲット顧客に受け入れられやすいメッセージへと創り上げる必要があります。
このように、動画翻訳には翻訳以外にも、動画全体としてのローカライズが必要です。動画翻訳を通じて伝えたいメッセージを適切な方法で届けるためには、目的や希望に応じて柔軟に対応してもらえる翻訳会社への依頼が欠かせません。
十印の動画翻訳
十印では、お客様の目的やご希望にぴったりな動画の翻訳・作成を行います。映像のスクリプト翻訳、字幕・テロップ入れ、ナレーターによる吹き替え、最終ファイルの作成などの動画編集まで、映像翻訳全般にわたる柔軟なサービスが強みです。
ご予算に合わせて、ナレーターによる吹き替えよりも低コストの、機械音声による吹き替えもお選びいただけるなど、お客様に寄り添ったサービスを提供しています。吹き替え後の動画編集などの映像翻訳だけでなく、動画の企画・撮影・編集など、翻訳の枠を越えた多言語での動画作成全般に関するご相談も承ります。
目的やターゲット顧客に合わせて、テロップや資料・現地に合わせた映像の差し替えなどの一部修正、研修・学習のeラーニングに使われる映像・音声のコンテンツや問題集の内容のローカライズ、コンテンツのBGMや専門性の高いCGの作成など、お客様のご要望に沿った動画作成・編集全般に対応可能です。
動画翻訳、多言語動画への翻訳サービスなど、十印の動画サービスの詳細に関しては、どうぞお気軽にお問い合わせください。
まとめ
十印では、お客様の目的やご希望にぴったりな動画の翻訳・作成を行います。映像のスクリプト翻訳、字幕・テロップ入れ、ナレーターによる吹き替え、最終ファイルの作成などの動画編集まで、映像翻訳全般にわたる柔軟なサービスが強みです。
ご予算に合わせて、ナレーターによる吹き替えよりも低コストの、機械音声による吹き替えもお選びいただけるなど、お客様に寄り添ったサービスを提供しています。吹き替え後の動画編集などの映像翻訳だけでなく、動画の企画・撮影・編集など、翻訳の枠を越えた多言語での動画作成全般に関するご相談も承ります。
目的やターゲット顧客に合わせて、テロップや資料・現地に合わせた映像の差し替えなどの一部修正、研修・学習のeラーニングに使われる映像・音声のコンテンツや問題集の内容のローカライズ、コンテンツのBGMや専門性の高いCGの作成など、お客様のご要望に沿った動画作成・編集全般に対応可能です。
動画翻訳、多言語動画への翻訳サービスなど、十印の動画サービスの詳細に関しては、どうぞお気軽にお問い合わせください。
著者紹介
株式会社十印 マーケティング部
石川弘美
1990年に株式会社十印に入社し、マニュアル制作に従事。日本語原稿の書き起こしから、多言語マニュアル制作のディレクションまで、幅広い業務を担当。
2002年より、ローカリゼーション・プロジェクトのマネジメントを中心業務とし、同社の数々の大型プロジェクトの進行管理を担当。2009年よりはマーケティング部にて宣伝広報活動とともにマーケティング活動を行う。2018年より一般社団法人日本翻訳連盟理事、アジア太平洋機械翻訳協会理事。